仕事



仕事をしていく上で自分が大切にしていた事



「コミュニケーションと信頼関係」



それは今も変わらない



どんな職種であっても

仕事が出来ないのに理屈ばっかりの人がいたり

理不尽な事で怒ってくる人がいたり

不機嫌な人がいたり

大声で怒鳴る人がいたり

当たってくる当たり屋みたいな人もいたり

人の話を全く聞かない人がいたり

楽をしようと上手く逃げる人がいたり



色んな人がいる



それはそうだ

自分以外は自分じゃないんだから


その相手を変える事は出来ない


どんな人でも出会った人から学べる事は沢山ある





私は何度となく「鬱」になりそうな自分と出会う時があった



完璧主義者で

責任感が強く

頑張り屋で(自分で言うな笑)

曲がった事が嫌い

人の目や意見を気にし

自分の思った事は言えない

何か失敗するととことん落ち込み

注意されると凹む



仕事を始めた時はそこまで感じなかったが



中堅の立場になると

それが強く出るようになった


他のスタッフに対し

「何でこれが出来ないの?」

「何でこんなに気が利かないの?」

「何でもう中身無いのに補充しないの?」

「何でやりっぱなしで平気なの?」

「何で汚れてるのに変えてあげないの?」


人に対しての


「何で?」


が多くなり


それを言えずモヤモヤを抱えた心で

完璧主義者の自分は

黙々と人のやり残した仕事を片っ端から片付け

勝手に疲れ果てていった



もっと効率よく仕事しないと…



責任感が強い自分は

誰かに頼まれた訳でもないのに

サービス残業しながら

人の仕事を勝手にこなし



保育園で待つ娘を迎えに行くのがいつもビリだった



時々その


「勝手な何で?」


で自分がいっぱいいっぱいになり



仕事中に涙が溢れてくる事があった



自分は少し他の人より変なんじゃないか…

そう思う事もしばしばあった




自分は必死で頑張ってる

誰よりも動いている

誰よりも気を遣って

誰よりも人の言葉に耳を傾けてる

誰よりも…誰よりも…



そうやって自分の事を評価し

人を蔑み

出来ない人を心のどこかで馬鹿にしていたんだと思う



人事考課の面接の時

ハッとする事を言われた


「ここはユニットケアをする施設であって

スピードケアをする所じゃないんだよ」


その時はまだ

「何で仕事も対して出来ないリーダーにそんな事言われなきゃいけないの?」


と心の中で思ったが



しばらくその言葉が頭に残り考えていた



そうだ…確かに…


自分は周りの為とか

良かれと思って必死でやっていた事


それは人の目から見て

すごく不快な行動だったんじゃないか…


いつも早足でバタバタ動き回って


あれもこれも1人でこなして


忙しない


何に追われてるの?


何にいっぱいいっぱいになってるの?


それ誰がやれって言ったの?


自分で勝手にやってるんでしょ?


自分が出来てるからって同じ事を人に求めるなよ


もっと人を信頼して頼って甘えたって良いんじゃないか!


出来てないのなら出来るまでゆっくり教えれば良いじゃないか!


って思ったら何か


「腑に落ちた」



それを教えてくれたリーダーに

感謝の言葉を伝えた



それからの自分はだいぶ変わった



ゆっくり自分のペースで

人がやり残した部分は声をかけ気づいてもらう

出来なかったらそれでもいい

間に合わなかったら

他のスタッフにそれを伝えれば良い

ご利用者様がいつも清潔でいてくれればいい

事故が起きなければそれだけで良い



そんな風に少しづつだが


心に余裕ができていった



仕事を完璧にこなす!


確かに今でも言われた事はしっかりとこなすし

周りのスタッフが大変なら声をかけ手を貸す



だが手を抜ける所や、必要性のない事はしない笑



バタバタ動き回らない



人を頼る



ゆっくり自分のペースで心に余裕を持って

楽しく笑って仕事できるほうが素敵だもんね



毎日が楽しい!幸せって思えるって素晴らしい事だから


自分は自分らしく、人に流される事なくそのままの自分で仕事をする


それが1番の仕事の楽しさに繋がる気がする