昨夜の晩餐。
朝からマイ・ダディーと普段一緒にやらない家事をやって、ドライブして、デートして。
たくさん話したなぁ。
何年振りにこんなに話したろう。
顎が痛いくらいだ。
ホルモンの噛みすぎだ。
俺に彼女ができて、夏祭りに秋田に来ること。
顔写真見る?て聞いたら、会えるのを楽しみにとっとく、だって。
ツマラン。
モテる俺に初めて彼女ができたんだぞ!
それをなーにが余裕でとっとくだ!
そこは見たい!だろ?!
なんて空気が読めていない。
この日で俺はマイ・ダディーをすげーと思った。
どんなにささやかなことでもそれで足ること。
在るだけで足ること。
持たないこと。
ただただ慈しみ身を寄せること。
盤石なものを感じた。色んなものが嘘に思えるくらい。
マイ・ダディーは母のことをママと呼ぶことを知った。
いまだかつて知らなかった衝撃。
まさか、そんな、いや、でも、はぁ?・・・はは。
俺はマイ・ダディーを見て彼の夫婦関係を思ってみた。
マイ・マザーの話では猛々しい甚だしい惨めで残念な感じを醸すマイ・ダディー、だった。
彼がママと呼ぶ声には落ち着いて、ひとひらなものを感じた。
マイ・マザーは猛る。1にも2にもとりあえず、猛る。
なんだかねぇ…思ってた双方の印象が逆転した、は過ぎるが否めないね。
騒ぎ立てること自体に偏見はない。
それがそのままなら俺には疎ましい。
投げ出せない家庭問題・人間関係なのに取り組みが建設的にはなれない・なろうとしないことに見る目も冷やかになる。
ガタガタ羅列するだけ。
憤るだけ。
他力本願。
ちょっとね、いい加減にしてください。
マイ・マザー、あなたは自分の否に目を向けたことはありますか?
認め、謝罪し、伴侶を慮った不満を知っていますか?
貴方に仇為すものが敵なら一人で生きなさい。
とか言っちゃうゾ!
収穫は
マイ・ダディーはいいひとだった。んーと、意外におとなだった。
マイ・マザーは阿呆だった。今の振る舞いは世界に与えられてるに過ぎない。ちゃんと生きてくれ。