美しい言葉を心に過ごして、美しい微笑みに。



 「右足を上げる時には 『謙虚』、 

     左足を上げる時には 『素直』。


  『謙虚』 『素直』、『謙虚』 『素直』 と 

    心の中で唱えながら上るといいですよ 」 


階段で偶然一緒になった時、その方(山口正男様)は優しく自然にそう声をかけて下さいました。


昨年(2008年)3月、ある勉強会で2階会場ホールから8階に移動する時、混雑するエレベーターを避けて階段を昇り始めた時の事でした。


すらりとした長身に白髪が美しく品の良い山口様は、

前日初めてお見かけしたした時から 常に 

もの静かに 穏やかに微笑んでいらっしゃって、

200名近い参加者の中でも特に心魅かれていた方でした。


階段を昇る間に、山口様からは、

坂村真民さんの、


『大宇宙の心霊様、眼耳鼻舌身意の菩薩様、五臓六腑の菩薩様…』と続く

“暁天の祈り”の詩も教えて頂きました。


 「私は、坂村真民先生を尊敬していましてね、

 真民先生が毎朝この言葉を唱えながら瞑想なさっているとお聴きしてから、

 私も毎朝祈り続けているのですよ」


その時は音声だけで聴かせて頂いたのですが、後程 わざわざ紙に書いて手渡して下さいました。


この様に美しい言葉を心に、毎日をお過ごしになっているから、

山口様は この物腰に、この微笑みなのね、とすごく納得し、感動させて頂きました。


お蔭様で私も、毎日続けられてはいないのですが、

またお会いできた時にご報告ができる様に、

そして少しでも 山口様の様な微笑みが私の顔に乗る様にと願いながら

頂いた言葉を口に乗せております。


『謙虚』 『素直』 と心の中で唱えながら階段を上りますと

疲れも少なく、どんどん足も前に出る様に感じます。


この他にも、昨年も、本当に多くの素敵な方と出会わせて頂き、

心に残る美しい言葉、 勇気の出る言葉、 胸震える程感動する言葉、幸福感に包まれるあたたかな言葉等、 沢山頂戴することができました。


2009年も、素晴らしい言葉に沢山出会わせて頂ける私、

そして、頂くばかりでなくその様な言葉をお伝えすることが出来る私でありたいと存じております。


皆様、今年もどうぞ宜しくお願い致します。