私事で恐縮ですが、

 3か月の間に、父の友人3人から有り難い心を次々と届けて頂け、

 亡き両親に改めて感謝することがありました。


 おひとりめはT先生。

 M市の老人大学で講演させて頂きました時、

 偶然、子ども時代に住んでいた教員住宅で一緒だった

 T先生の奥様にお会いできました。

 約40年ぶりの再会をとても喜んで下さって、

 後日T先生からもお手紙を頂戴しました。

 手紙には、当時を懐かしむあたたかな言葉が溢れ、

 亡き両親への感謝の言葉で締めくくられていました。 

 私の知らなかった事もあり、両親を誇りに思える幸せを頂戴しました。


 おふたりめは、父の幼ななじみの京都のOさん。

 先日、京都のホテルの事で大変お世話になりました。

 今も経営者として現役でとても忙しく活躍なさっているOさんが、

 私の頼みに快く、

 しかも素早く対応して下さった事だけでも大感激でしたのに、

 その後お礼に心ばかりの品をお送りしましたら、

 すぐお電話が掛かってきて、

 「貴女は身内みたいなものなんですから、

 どうぞ次回からはこの様な気遣いはなさいません様に…」のお言葉。

 私が直接お会い出来たのは数回だけなのに、

 『貴女は身内みたいなもの』

 と言って下さったことが嬉しくて涙が出そうになりました。


 3人目は、父の大学時代からの親友、大阪のSさんです。

 お会いしたのは、やはり数回。

 でも父が亡くなってからは一層、

 父の替わりにと色々気遣ってお便りを下さるSさんに、

 この『心で…』のエッセイを毎月お送りしています。

 先月、Sさんからめずらしくお電話。

 何かしらと思いながら出ましたら、

 エッセイをお送りするのがいつもより遅くなり

 届かない事を心配して下さっての事でした。

 「何かあったのでは、と思って…。お元気なら良かったです…」

 本当に有り難いと存じました。

             ♥

 父が亡くなってから3年以上たつのに、

 今もこうしてご縁を繋いで頂けることに感謝。

 こんな喜びを遺してくれた両親に感謝。

 私も、私の子ども達に

 感謝してもらえるものを遺したい、

 日本の子ども達に、 世界の子ども達に

 喜んでもらえる美しい地球と

 夢を語れる未来を遺したいと強く思います。