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新撰組についても書庫を作っておこう、
書き込みは遅々としたものになるだろうけど^^;

新撰組は、出羽脱藩浪士、
清川八郎の狂言によって生まれたといっていいだろう。
浪人によるテロ『天誅』。
幕府の要人や、開国を唱えるものは、
浪人に狙われ、多くの命が奪われた。

特に京都におけるこの治安の不安定さに手を焼いた幕府は、
毒をもって毒を制す方法を考えた。
この浪人のテロに対して、
浪人の手で取り締まらせようというものである。
この話を持ち出したのは清川で、
出羽浪人清川によって幕府に発案されたものだった。
浪人の意見を取り上げた幕府もよほど窮していたのであろう。


しかし、清川はこうして集めた浪人に対して
『我らは天皇を奉ずるもの』と宣言する。
つまり幕府よりも上の立場であるという、クーデターなのだ。
これには集められた浪人達も驚いた。
しかし当初の目的を完遂すべきだと主張する浪士たちが居た。
それが近藤勇たちであり、そのまま新撰組に発展していく。
近藤たちと決裂した清川は、天皇の家来として江戸に凱旋する。


が、清川八郎、事を急ぎすぎてしまったか。
清川の変貌に何よりも驚いたのは幕府だった。
麻布上之山藩邸に知人を訪れた八郎は、
一ノ橋をわたったところで幕府の刺客、
佐々木只三郎らによって暗殺される。


現在の一の橋は首都高速のジャンクションでもあり、
渋滞の起点となっていつも交通情報でその名が聞かされる。
その首都高の下に、一の橋はある。一の橋と呼ぶよりも、
麻布十番と呼んだほうが今では分りやすいかもしれない。

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