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安全地帯はデビュー当時、今で言う(いや、今はもう言わないか^^)ビジュアル系のバンドだった。

玉置浩二の妙なメークで女の子にはずいずん騒がれていたね。当時の私の彼女も玉置浩二の大ファンで、私の安全地帯好きはその影響による。

単に女の子から好かれているだけのバンドなんて男の敵だしね、聴かされるまではあまり興味なんてなかった。

でも聴かされているうちに、スゴイバンドだということが分った。

そもそもドゥービー・ブラザースのコピーバンドだったのが、井上陽水のバックバンドを務めたりしてのし上がってきた。

玉置浩二の曲作りのセンスも認めざるを得ないが、バンドとしての実力もスゴイ。

聴いてて気がついたのは、これだけきらびやかなサウンドにもかかわらず、意図してキーボードやシンセを使わないでいようとしたことだ。

この辺の努力は、ギターのクリアサウンドにディレイをかけたプレイで『安全地帯掘戮△燭蠅離▲襯丱狡阿い討襪箸呂辰り分る。

そんなこんなで、単なるええかっこしいのバンドでなく、そういう音作りのいろんなところで頑張り、成果を上げていることに、私のほうがすっかり感心してしまった。

このLIVEでも、やっぱりところどころシンセを使わざる得ないところはあるにしろ、前半はシンセ無しでかなりいい音を出している。

『マスカレード』後半で聞かされるポコポコと響く竹沢豊のリフ、矢萩渉の大胆なチョーキングビブラート、二人の個性持つギタリストの役割が特にこの曲ではっきりした感じがするね。

ベースの六土開正、ドラムの田中裕二のプレイもほんっと、ウマイ!『ラスベガス・タイフーン』では矢萩渉のギターソロが炸裂するけど、ベース、ドラムは全然振り回されずにきっちりリズム保ってるし。

そんなバンドとしての素晴らしさに再び感心しながらも、あのときの彼女はどうしているかなあ、そっちを思い出してしまうな^^;