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先日のドラフトで、八重山商工の大嶺投手がロッテに指名されて、ちょっとした騒ぎになってるが。

大嶺投手はヤフー志望で、ヤフーもまた大嶺投手にラブコールを送って相思相愛だったとか。

そこで、ロッテが割って入り、一巡で指名してしまった。

私はプロ野球のことはよくわからんのだが、ここはロッテが空気を読めない困ったちゃん、って事なのかな?

指名する権利は少なくともどこの球団にもあるのだから、ロッテが批判されるのは筋違いだろう。

しかし、本人もヤフーもイイ関係なんだから、なんでそれを成就させてやらへんの、というロッテの空気の読めなさを野暮とする声も多いし、何よりも大嶺投手本人が一番ショックのようだ。

しかしプロ野球はビジネス、私たちから見ると、世の中の若者の何パーセントが自分の行きたい会社に就職しているのか、という気もするのだ。

就職にしても大学にしても、とにかく第一希望から第二、第三、と防御線を張って、運よく第一希望に進める例は稀で、防御線の一つに引っかかって、めでたしめでたし、とするのがほとんどだろう。

それを考えると、バレンタイン監督に門前払い宣言しちゃうのはどうかなあ、と思うのだ。

ドラフト制度の歴史は古い。

漫画、「巨人の星」では、舞台である昭和40年代前半に、すでにドラフト制度によって、そう簡単に行きたい球団に行けるもんではない、という記述の画面もある。

主人公の星飛雄馬が、夏の甲子園大会決勝で負傷のため惜敗、そして退学した飛雄馬にスカウトが押しかける。

そこで巨人志望の飛雄馬は、巨人側に飛雄馬をとる意思が無いことや、ドラフト制度などに大いに迷うのであるが、入団テストによる契約金無視の道を選ぶのである。

今の制度では、自分の志望球団に対して、「テストによる」入団ってのは無いのかな?掛布だってテスト生だったんだよね。

まあ契約金ってのはウン千万だろうから、これを捨てて希望球団に行く、なんてのは周囲が許さないのかな。特にご両親だって、野球にずいぶんお金をかけてるはずだし。

そういや引退した巨人の元木も似たような経緯があったよなあ。清原、桑田のときもいろいろ揉めたし。

ここで、希望球団に入るために、契約金をけって、テストで入団する!なんて選手が出てくればどうなるのかなあ。それも出来ない何か制度みたいなものがあるのかしらん。