イメージ 1

そういう漫画がビッグコミックスピリッツに連載されていた。
鹿児島県出身のぼっけもんが、東京に出て繰り広げられる青春ドラマだ。

西南の役で西郷どんを取り巻く人物の筆頭が、桐野利秋。
維新前は、中村半次郎と名乗り、「人斬り半次郎」として恐れられた。
その半次郎どんは、「ぼっけもんのお手本」、
と彼の生誕地跡の公園に説明書きが残されている。
ぼっけもんとは大胆者、という事らしいけれども、
薩摩隼人はこのぼっけもんこそ身上、
その士風が日本一強い士族団を明治初期にまで残した。

彼は薩摩の中でも貧しい半農の暮らし、一日は田や畑を耕し、
次の一日はこの吉野郷から鹿児島城下へと通う繰り返しだったのだが、
鹿児島城下の城下士はそういう半次郎どんを「一日おきの武士」
と馬鹿にしたそうな。

その半次郎どんの生誕地あとの公園から見た吉野の風景、
この風景を半次郎どんも見ながら若き日を過ごしたんでしょうねえ。