今月は新型コロナウィルスの影響を受けて、学びの楽校アホイ塾での対面&ZOOMでのリモートを合わせたハイブリッド開催でした。前者が3人、後者が2人の合計5人の参加でした。
初めて参加される方がいたので、子どもが大人になった時をイメージして、どんな人になって欲しいか、それぞれに考え話し合いました。その後、Passage(アドラー心理学のグループ体験にもとづく育児学習コース)が提案する「子育ての行動面の目標」、「子育ての心理面の目標」を確認しました。
そして、初めて参加される方に、気になっている子どもとのやり取りの事例を出していただき、参加者全員で考えました。
今回の会で、私がもっとも印象に残ったことは、「冷静な時に話し合うということ」です。
例えば、片づけをなかなかやろうとしない子どもに対して、主体的に片づけをするように促すのは、かなり意識して接さないと難しいと私は思います。こちらの「片づけさせたい」という気持ちが入ってしまい、「する、しない」の権力争いに発展するか、もしくは、怒ったり褒めたりして、結果として子どもに「させる」になってしまうことがほとんどだと思います。
これが、ことが起きた時ではなく、お互いに冷静な時に「片づけ」について話し合うとしたら、どうでしょうか?
子どもといろいろ話せそうな気がしませんか?
子どもと一緒に考えることができそうな気がしませんか?
「片づけに対するイメージ」、「片づけをすることの意義、大切さ、効果」、「片づけをするときの工夫」、「片づけのルール」。。。
大切なのは、子どもにこちらの考えを押し付けるのではなく、子どもに話をしてもらうことです。何を考えているのかを聴いていこうというものです。これがなかなか難しい。でも、これができると、子どもが自分自身で考える機会を作ることができます。
子育てでいろいろと行き詰っている方、もっと多角的に物事を見たいなという方は、毎月勉強会を開いているので、参加してみてください。
いわゆる「正解」はありませんが、ヒントはあります。
来月は6月25日(金)の開催予定です。以前のようにアクティブライフ井原でするのか、今回のように学びの学校アホイ塾&ZOOMによるハイブリッド開催するのかは、今のところ未定です。決まり次第お知らせします。