ベースの考えは前回時の記事で述べてますので、もし「知らんわ」と思われた方はこちらの記事をぜひ。

 

 

この番組は「芸能界でピアノが一番上手いのは」を決めることを趣旨とされているらしいですわよ。

「芸能界」って?「一番上手い」って?

肝心なところがちゃんと説明されていないので、やんや言いたくなるんですわよ。

 

ま、それはどうでもいいや。

でさ。この審査方法、審査員はどうやって決めてるの?審査基準は?

誰がどういうスペシャリストでどういう観点で審査するとか、審査員がもつエクスパティで項目特化して採点させるのであれば公平性はあると思うけど。

世の中、彼や彼女以上の「第一人者」がいない。機械ではなく人が判断するのであれば究極的にはそういった選択がもっとも納得性高い。

ガチクラッシックでもできてないくらいだから無理な要求、つーのはわかりつつも「なんなん?」はぬぐえない

 

ま、それもどうでもいいや。

バラエティの目的は「公平性」ではないから、そんなところを突っ込んでもお門違いですよねー。

この番組はハ○ミちゃんがゲームチェンジしたと思っている。アレンジ性、ジェットコースター的演奏によるスリル感、そういったストピで培った見知らぬ人を一瞬にしてくぎ付けにする技。この技はこの番組でも使える。どんどん加速するアレンジ難易度、スリル感。どこかで歯止めしないと、別な意味で叩かれる番組となってしまう。世の中のマスで見た時にハ○ミちゃんスタイルが万人受けするわけではない。”短時間で濃縮し刺激を与える”という限られた場面において効果的と言うだけ。

 

ま、それもどうでもいい。

揺り戻しだな。TV番組は炎上させない中央値によせつつ話題性を狙う。某審査員が彼とヒビキさんの演奏に対し「攻めのアレンジをしているのは評価」と言うコメントをしていた。が、点数とはリンクしない発言。本音と建前なわけね。

 

 

だんだん差を出しにくい方向に追い込んでいる。

「表現力」ねぇ。

「自分の感情や思考を、他者に分かりやすく伝える力」っていう意味らしい。

安易にこの言葉使うけど、要するに「表現力が素晴らしかった」という言う意味は「自分には分かりやすかった」と言っているだけの話。「わかりやすい」「わかりにくい」で審査しているんか?

 

個人的な感想

今回、中学生と小学生が1位2位を取ったが、そんな良かったか?

小学生の方は単に4拍子の1拍目を強くそれ以外を弱くと言う緩急をつけるというずんちゃちゃちゃ、ずんちゃちゃちゃの繰り返し。「わかりやすい」演奏っちゃそうかもな。オモロくなかったけど。

中学生の方は何か心に残るところあったかな。3回くらい聞いたけど。無難な演奏にしか聞こえなかった。TV越しだから実際生で聴くと違うのかもしれないが。

無難な演奏に無難な審査。”大人”を選択するのは各方面からのしがらみやらやっかみやらいろいろあるだろうから、”子供”を選択しておけばそれも回避。無難な選択

 

何事も1発目が大事。

2発目以降は二番煎じ。二番煎じも2回くらいは行けても3回は持たない。

で「揺り戻し」に走る。

”短時間で魅せる”に関してはハ○ミちゃんより秀でている人はいない、と改めて感じた。1発目の先駆者ね。彼女に関してはこのブログでも何回か書いているが、「一般人が望むことを的確につかんでそれに合わせた演奏をする」。これに徹している。

パフォーマンスに目がいきがちだけど(音無しであの映像だけを見ると完全にドン引きだが)、彼女以外にそこまで徹底してできる人はいない。

彼のXに投稿された2人の写真を見て、方向は違えどもトップを張る貴重な2人だなと改めて思う。

 

「揺り戻し」に話を戻す。

進化ではなく過去の価値観、評価に戻すという事だから新鮮味はない。話題性もない。(余談:たった今、なぜか彼がXのトレンド入りしていたけどw)

芸能人を出せばそりゃファンはその人の演奏については強い関心があるからそのことについては発信する。が、一応「対決」なのだから、世の中一般的には優勝者が圧倒的に注目されてしかるべき。

ハ○ミちゃんの時にはフィーバーが起きた。

今回、フィーバー無し。話題性無し。そんな番組になってしまっているということ。このTV番組で得られるのはタイトルのみ。そのタイトルの価値はその後ブレークにつながるかどうかで決まる。話題にもならないブレークもしないというのであれば、何の価値もない。企画を見直す時期に入っている。

 

出演者が並々ならぬ努力と熱意でこの番組に参加していることは理解する。特技での対決なのだからそういうテンションになるのは必然。でも残念ながら上記の状況、オワコンなのよ。出がらしちゃってるのよ。ファンのみが注目しファンの対象者のみに興味を寄せる、ファンフェス?

 

 

前回も点数表を作ったので今回も作ってみた。

横軸に審査員、縦軸に演奏者を並べ、審査員ごとにMAX値を黄色、MIN値をグレーで網掛けした。MAX値が多いのは、小学生と中学生、前回優勝者だね。審査員ごとに差を大きくつけたのは、松任谷さんが最大で8、一方望海さんが最小で2。

松任谷さんはなんだか「意図」をもって動き、望海さんは何も審査していない。

ということが、比べて見るとわかる。

 

ちなみに自分としては、彼以外だとヒビキさんとなのはなさんが良かったかな。なのはなさんはQueenの有名曲だったけど、違うアレンジだったら上に行けたんじゃない。ちょっと凝りすぎて何の曲だ?なるくらいイメージが違ってアレンジされていたところがあったので。ヒビキさんについて木嶋さんが辛い点数をつけているのは、ガチクラッシック勢としての本気の審査なんだろうね。素人には気づけない音楽的スキル。

そういう意味では、彼が木嶋さんからそう評価が悪くないというのは誇ってもいいことだと思う。

 

 

上記ここまでについては客観的というか一般的と言うか、ま、要するになんの感情なく書いています。が、ここからはバリバリ主観的、単なるファン視点での意見感想。

 

 

彼について

めっちゃくちゃよかったよ。

緊張が入っているからリラックス時の8割くらいの出来だったかもしれないけど。歌でもピアノでもなんでも心理的な影響って極々微小なところに影響を及ぼして、それにより印象も変わるからほんと繊細な世界ですわ。緊張って子供の方が感じにくい、人前で何かすることに対するハードルって大人の方が高くなるんじゃないかと思っている。

ガチクラッシックのコンクールとかだったら、頭が真っ白何も考えられないほどがちがちに緊張したとしても、勝手に手が動くぐらい、それこそ年単位1日8時間とかそういう量で弾きこむから、MAX時と本番緊張時の差を極力抑えることが出来るんだろうね。それこそ狭き門、人生決まるといった大イベントだからそこまで徹底する。

今回はTVで「対決」と言ってもそこまでの時間、労力はかけられないから、心理状況の影響が出やすい。

そうなった時にでもごまかしがきくスタイルの曲、音数多くして抑揚だけで乗り切るみたいな曲にしたらリスクは減るかもしれないが。その典型がハ○ミちゃんだけど、彼女は体や表情でも「表現」しているのでより、より視聴者に伝わりやすく演奏をカバーする効果も有する。

 

アレンジは、Jacobさんベースに作り上げたのね。ピリッとした感じと、緩急、落ちサビなどいろんな要素が入っていて楽しめた。

「攻めた」アレンジと言われていたけど、点数を見ると「そういうのは求めていない」「自分は好きじゃないけどね。」ということらしい。白けるコメントだわ。コメントするなら点数と整合させろよ、と悪態付きたくなる。そういうところに人間性出るな。

 

 

いつものパタンで上がるとは思っていたが、その日のうちに動画が上がった。

このコメ欄好きだわ。通常浮上しないファンやリスナーが彼に伝えたい一心で自重することなく書きこんでいる。この直球感、熱量がガチファンの胸を熱くする。

 

その中から1つ刺さったモノがこちら。

 

今の彼にこの言葉が刺さるかはわからないけど、このころから見ているファンにはこの番組自体も順位も何も意味をなさないということ。

 

リベンジを目指すのは否定しないが、リスナーやファンが彼のことをどう見ているかを知って欲しい。それが彼の今後の活動になんだかの指針となると良いと思う。過去の優勝者を含めこの番組の「求めているもの」に合致させる必要性はない、ただ、そういったチャレンジをしたいというモチベーションがあるのであればやればよいと思う。

いずれにしろ、今のリスナーやファンはそれによって何か変わるわけではない。新しいリスナーを取り込む一つの契機と言うのであれば黙って見守るのみ。

 

悔しい

動画でも言っていたが、あれは楽屋で直後に取ったであろうからその時の心境をまんま表しているのだと思う。彼の性格からするとそうなんだろう。

収録からOnAirまで時間が経ち、客観的に見れるようになっているであろう今、どう感じているのだろう。

「次回」があるとして彼の気持ち、テレビ局の思惑が知りたい。

彼の気持ちはもちろん最も気になるところではあるが、テレビ局として彼をどう使おうとしているのか。2回も「ダシ」に使い貶めてきた。テレビが「やらせ」ではないわけはない。明確な意図、操作がある。彼がそれ自身認識して”巻き込まれに行く”分には言うことなし。作為的に組まれた同じ企画をやるのであれば何度やっても結果は同じ。オワコンとはさっさと縁を切るに限る。クレーバーな彼がそれに気が付かないわけがない。

 

無表情

演奏時、彼にはいろんな顔があるが、今回は一貫して無表情を貫いた。コンサート時や収録時と同じスタイル。

点数が出た時も審査員からのコメントをもらった時も。

他の演奏者が泣いたり照れ笑いをしたりと感情の起伏を見せたのに対し、一切そういう心の動きを封印した。

ゾーンに入っていたのだと思う。マジでカッコよかった。

 

 

 

深刻なムードを壊すように、ハ○ミちゃんを模したショートをXにアップ。

あれで心のイガイガが癒えた人も多いのではなかろうか。

うますぎるやろ。中には「上も向かないと」と細かい指示をしている人もいて、皆あのギャグを楽しんでいるようでほほえましかったわ。

ここはひとつ、ハ○ミちゃんからのコメント(アドバイス?!ご指導?!)があれば完璧。

ハ○ミちゃん、ぜひw

 

ここでてきたね。2/2ライブ配信の告知。

これはうれしい。配信だったら何日か見れるのかな?だったら配信の方も買うけどね。次のイベント、ターゲットはここ。うし、楽しむぞ!