幹部ブログ① 主将:勝大 | 青山学院大学男子ラクロス部

青山学院大学男子ラクロス部

2024年度
チーム理念『ALL BOX MEMBER』
スローガン『X』〜徹底的に追い求める〜

今年度主将を務める、新4年の勝 大と申します。

プレーでも日々の生活においても、チームの代表であるということを常に自覚し、精一杯頑張ります。

 

まず、昨シーズンは、ご支援とご声援を頂きましてありがとうございました。

昨年は、練習を重ねたにも関わらず、残念ながら一部昇格という目標を成し遂げることができませんでした。

私達はその経験を踏まえ、新チームになってから、強いチームを作るべく話し合いを重ねてきました。

その結果、今年の目標と、今年からの新たな取り組みがまとまりましたので記載させていただきます。

 

 

今年の目標は「一部昇格、一部で戦い続けるための土台作り」です。

私たちは一部と二部を行き来するチームです。やっと一部に上がったと思ったら、次の年に二部に落ちるといったサイクルを繰り返しています。いい選手が入って来たら勝てるチームではなく、どんな年でも勝ち続けられるチームになりたいと思い、この目標にしました。

 

目標を達成する為に今年からはじめた主な取り組みがこれらです。

 

     1.チームビジョンを定める

   2.価値観を共有する

     3.戦術のコンセプトを定める

     4.部員間の関係の質を高める

     5.規律を明確化する

     6.マネージャーに戦術以外の部の管理を任せる

 

 

  1. チームビジョンを定める

 

チームビジョンは以前のブログでも言いましたが、「All box member」です。

All box member」とはチームに関わる全ての方々が勝利を経て、喜びや感動を共に味わい共有する瞬間のことを表します。チームに関わる全ての方々とは、部員だけでなくOBOGの方々、保護者、応援してくださる全ての方々です。部員全員が「box member」であるという意識を持ち、更に応援してくださる方々も巻き込み、真に一つになったチームを目指します。

 

目的

・全員が同じ方向を向くようにするため。

 

昨年一昨年と、活動してきた中で、Aチーム、Bチーム、一年生チームと、全チーム目標が違ったため、どこかチームが一つになっていないように感じました。

全員が同じ方向を向いて行動するべきと感じたため、さだめました。

 

 2.価値観(行動規範)を共有する

 

私達が共有する価値観はこちらです。

 

楽しむ やらされていないか。心からラクロスを楽しむ。

挑む 失敗を恐れてはいないか。挑戦する姿は人の心を動かす。

誇る ただ勝つだけでいいのか。一つ一つの行動に誇りを持つ。

導く ただいるだけになっていないか。自分が勝利に導くという自覚を持つ。

繋がる 他人同士になっていないか。会話を通じて心が繋がった関係を築く。

 

 

目的

・ただ目標を達成するのではなく、その達成の仕方にも大切と考えるため

・部員の結束を高めるため

 

まず、目標を達成できればなんでもしていいというわけではないというのが僕たちの考えです。例えば、勝つためなら何度も反則をしていいわけではありません。なぜなら、この行動は誇れないからです。日々、自分たちの価値観に問いかけて行動します。

また、価値観を共有することで部員間の結束を高めることにもつながります。全員が同じスピリットのもとで行動することでより大きな力が生まれると思っています。

 

  3.戦術のコンセプトを定める

 

目的

・毎年戦術を変えるよりも四年間同じ戦術を徹底した方が成長できるため

・青学ラクロス部にマッチしたスタイルのラクロスをするため

 

現在の関東ラクロスは、一部、二部、三部に分かれているが実際は、早慶、東大、一橋の一部上位グループ、中央、明治、成蹊などの一部中位グループ、青学などの一部と二部を行き来しているグループに分かれていると考えました。

つまり、一部で戦い続けるためには一部中位グループのチームには絶対に勝たなければならず、Final4を目指すには一部上位のチームと対等に戦えなければなりません。

その中で、青学がどうすべきか考えました。全ての要素を伸ばすのか、それとも青学の強みを伸ばしそれを軸にしてより尖ったラクロスをするのかと考えたときに後者を選択し、戦略コンセプトを掲げました。

より青学のラクロス部にマッチしたものにするために、例年の青学ラクロス部の共通する点を下の要素に分けて分析しました。

 

・身体的要素

・スティックスキル

・戦術理解

・人間性

・環境要因

 

その結果、最も青学ラクロス部にマッチすると考えたコンセプトが「スピード」です。

スピードとは、「スピード感のある、見ている人々を魅了するラクロス」と定義しています。

細かい内容に関しては言えませんが我々はこのコンセプトを軸に年間の戦略、日々のメニューを考え、より尖ったラクロスを目指します。

 

  4.部員間の関係の質を上げる

 

目的

・自分のためだけではなく誰かのため、仲間のためにも行動する方がより高いパフォーマンスを発揮できると考えたから

・少数の部員よりもチーム全員の考えを結集したほうがよりいい考えが見つかると考えたため

 

人は自分のために行動するよりも、誰かのため、仲間のために行動する方が、より高いパフォーマンスができるのではないかと考えました。

例えば仲間のために点を取る、仲間のためにグラボに寄る、仲間のために応援をするなどです。

また、部員間で本当に思っていることを言わないで自分の中にため込み、結局何も行動せずに四年間終わってしまうというのは結局何も意味がありません。何かチームのためになるかもしれないと思ったなら勇気を出して言うべきです。それが間違っているかもしれないと思っても、傷つくことを恐れていてはなにも状況は変わりません。言わなかったことでチームが悪い方向に進んでいって負けた時にひどく後悔をすると思います。

少数の部員の考えよりも、チーム全員の考えを結集させたほうがいい結果につながるのは明らかです。

今年からは、そんな関係を築けるように、ファミリー制度の強化、学年ミーティング等、関係の質を向上させるための企画をしています。より部員間の関係の質を高め、チーム全員が本気でぶつかり合い、お互いを信頼し、尊敬し合える関係を目指します。

 

 

 5.規律を明確化する

 

目的

・ラクロスに集中できる環境を作るため

・一体感を持つため

 

今までの活動では規律が明確でないが故に部員からの不満が多くそれが、部員一人ひとりのモチベーションの低下に繋がっていたこと、また、ルール違反が起きたとき、それに対して審議することは時間のロスであることから、部員が公平かつ効率的に活動し、よりラクロスに集中するために規律を明確化しました。

また、私達のチームビジョンである「all box member」を体現するためには秩序を保つべきです。

例えば、集合時間から1秒でも遅れた人に対して、今のは遅刻かどうかの議論は無意味であり、そんなチームはall box memberどころか、応援されることすらないと思います。規律を徹底して守るべきだと考え、明確化しました。

 

    6.マネージャーに戦術以外の管理を任せる

 

目的

・プレイヤーが、ラクロスに集中できるようにするため

 

今年からマネージャーの役割分担を変更しました。

昨年までは、グラウンド班や備品班などの仕事をプレイヤーが管理し、マネージャーがその手伝いをしていました。しかし、今年からはそれをマネージャーに任せることにしました。その結果、プレイヤーが自主練や戦術理解に多くの時間をあてることができるようにしました。

 

私達が作ったこれらの取り組みを、一人ひとりが実行できれば今年一部に上がり、来年以降Final4に挑戦できるチームになると確信しています。また、具体的な練習のスケジュールや戦略に関しても考えております。

部員の皆、一緒に最高のチームを作れるように力を合わせて頑張っていこう。

青学ラクロス部に関わって下さるすべての方々、一年間ご支援ご声援のほどよろしくお願い致します。