地震なしで「津波」観測、原因は“海底地すべり”か(10/9)

 

通常、津波注意報や警報は地震の震源地・深さ・規模を特定することで、津波の予測を立てます。

 

しかし、9日の場合、その地震の詳細が不明のため予測を立てることができず、実際に発生した津波をもって注意報を発表する状況になったといいます。

 

 

★考えられる原因①~海底地すべり


一連の地震活動によって海底に堆積物などが滑り落ち、その力で海面が上下して津波が発生するという海底地すべり

 

★考えられる原因②~火山活動

火山活動が考えられる。噴火していなくても海底を持ち上げたり下げたりするような活動があるのかもしれない。(引用終了)

 

 

9日の津波注意報ですが、気象庁や専門家が「海底地すべり」「海底火山の活動による海底隆起」について言及しています。

 

 

実は、2018年に下記の記事を掲載しています。

 

インドネシアで海底の地滑りによる津波発生(2018/12/23)

 

沈黙の波(2018/12/24)

 

2018年12月22日(日本時間)、インドネシアで津波が発生し、多くの死傷者と行方不明者が出ました。浜辺のコンサート会場では一瞬にしてステージが波にのみ込まれました。

 

「洞爺湖温泉の夢」とアラスカ州でM7.0 (2018/12/1)

 

2018年12月1日(日本時間)米アラスカ州でM7.0の地震が発生しました。その記事内で、観測史上最大の大津波と云われる「リツヤ湾大津波」をご紹介しました。

 

ただ、この辺りに居住している人はいないため人的被害はありませんでした。(沈没した船が一隻)。それにしましても、自然の力とは恐ろしいもので、波高が524メートルとは恐れ入りました。ハリウッド映画さながらですね。

 

 

インドネシアの場合、元々は火山噴火が原因の津波被害です。日本では、1771年4月24日に八重山諸島を襲った「明和の大津波」というのがあります。(元号が明和)

 

 

明和の大津波は、「津波地震」か「海底地滑りによる津波」ではないかといわれています。

 

「海底地滑りによる津波」とは、河川や海流により、長い間に堆積した堆積物が、地震の振動をきっかけにして、海溝などの更に深い海に落ちることにより起こる現象をいいます。(引用終了)

 

渡島地方西部で震度3(2023/10/9)

 

【火と水の事象】気になる‟沈黙の波”(2022/7/16)

 

島の中には火山島もあり、北海道最南端の西50kmにある渡島大島辺りが噴火する日が来る気もしています。もうひとつ気になる島が伊豆鳥島青ヶ島➡(照子さんが鳥島と予言)

 

 

トンガ噴火「気象津波」か、増幅し日本に(2022/1/14)

 

2022年1月14日トンガの火山噴火に伴った「気象津波」の仕組みを表したものです。海底火山の噴火は高い確率で起きると思われ、噴火の規模が大きい場合、噴火津波か、気象津波か、いずれかが起きる可能性があります。(引用終了)

 

 

地震が起きなくても津波は来ますので、太平洋側、特に富士火山帯に位置している地域は要注意です。

 

次回も地震関連の記事になります。それでは~波

 

【静岡】海底地すべりで被害大 津波の新たな脅威(2020)