水盤と夢の再生(6)

 

ふと、我に返ると水盤になにか異変が起きているようだった。水盤に描かれた八つの丸は球体になり、淡い色彩を放っている。

 

赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、ピンク色にうっすらと発光していた。八方向から放たれた光は水盤の中心に集められ、そこには虹色に輝くホログラムのようなものが浮かび上がるのだった。

 

ここから先の出来事は、想像をはるかに超えていた。たとえこれが、個人的な夢の中の出来事だとしても、たとえ夢は脳内の電気信号にすぎないとしても、ここまで細部まで計算し尽くされた夢を、自分の頭で作り出すことは到底できないだろう。どんなにイマジネーションを駆使しても、こんなことは思いつかないはずだ。

 

 

水盤の中央ではホログラム映像が躍り、かつて見た夢が細部まで事細かに再現されている。この映像は途中で止めることもできるし、スロー再生したり、頭出ししたり、巻き戻したり、何度でもリプレイできた。

 

かつて夢で見た・・・太陽の前にあらわれた図形・・・は宇宙の羅針盤にも、夢を再生する水盤にも、そして座標軸にもなり、Gの解説通り、三つの次元が同時に重なって見えていたのだった。この図形は透明な三つの次元を同時に見るという練習にもなるかもしれない・・・。

 

(過去記事)夢は五つに分類される(2018/10/31)

 

(ガイドG)

「夢を深追いするなかれ、真に必要な夢であれば、もう一度見るチャンスがあるだろう。アプローチを変えて、何度でも繰り返し見ることになるので、心配することはない。壮大な夢は、全体の地図だけを先に受信し、細部はあとから配信されることもあるのだよ。

 

 

結論を端的に伝えよう。この羅針盤の形状は、個であり全体を見るためのレンズになる。八つの球体に映る細部に注目し、そして全体を包括する視点に立つこと。すなわち、夢の細部を見、そして、全体を見る。つまり、木を見て森を見る。夢を再生する際には、この二つの視点を統合することが重要なのだ」

 


【空海】22を超えてゆけ?!(5)(2018/3/19)より

 

(過去記事)

【6と7の架け橋】人生の設計図(1)(2018/3/29)

【6と7の架け橋】人生の設計図(2)(2018/3/30)

【6と7の架け橋】人生の設計図(3)(2018/3/31)

 

マヤは今まで見た印象に残っている夢をGと共に再生してみた。

 

謎の計算式が出てきた夢も、その例外ではなかった。この夢を見てから、何年の月日が流れたのだろうか。

 

かつて見た「Z=1/137」という計算式が登場した夢には、光の図形と全く同じ図形が、そっくりそのまま出てきていた。何度も繰り返し同じ夢を、アプローチを変えて見せられ続けていたのだ。

 

 

一連の夢は、すべて一つのものを別々の角度から指していたにすぎず、壮大な夢の地図の、部分部分を、その時々に見ていたようだ。かつて見た予感に満ちた夢が、実感へと変わってゆく。

 

今、バラバラのピースがつながり、一つの地図を描いてゆく。22を超えてゆくという、壮大な夢のために!(次回へつづく)

 

以上、「宇宙の羅針盤(下)」よりて転載しました。

 

未来の地図(平成17年 Mi)