「マチネの終わりに」平野啓一郎 | 食べて飲んで観て読んだコト+レストラン・カザマ

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平野啓一郎のロングセラー恋愛小説、ついに文庫化!
たった三度出会った人が、誰よりも深く愛した人だったーー
天才ギタリスト・蒔野聡史、国際ジャーナリスト・小峰洋子。
四十代という"人生の暗い森"を前に出会った二人の切なすぎる恋の行方を軸に
芸術と生活、父と娘、グローバリズム、生と死など、現代的テーマが重層的に描かれる。
最終ページを閉じるのが惜しい、至高の読書体験。
第2回渡辺淳一文学賞受賞作。【内容情報】(出版社より)引用

 

文庫版の帯に映画化(11月公開)のお知らせがあり、福山雅治・石田ゆり子主演とのこと。

https://www.matinee-movie.jp/

 

恋愛小説(苦手ジャンル)なんだけど、平野啓一郎なんだからただの恋愛小説では無いだろう、と

そして、映画化も楽しみと購入しました。

 

結果、堪能!

才能に恵まれ、人間としても魅力にあふれる二人が、出会うべくして出会ってしまった。

まさにこの世に存在している半身のように惹かれ合う二人。

ちょっとした壁もあったが、二人はお互いの愛を確認してこれからの生涯をともにしようと

決意したのですが。

 

不運な偶然やうっかりミス、他の人間の強い意志など様々な要因に阻まれて、、、。

 

普通ならこんな障害は回避できたはず、と思えることが出来ずに二人は別れを迎えてしまいます。

もう、壮大なすれ違いで、入れ込んで読んでいる自分もはらはら、ドキドトキ、イライラします。

あり得ないよ!と思いながらも、お互いの現在置かれている境遇や、仕事の状態、こまやかな感情の

描写により、ああ仕方なかったんだなあと哀しくあきらめつつその後の二人の人生を追う事に。

 

そんな二人の個人的感情とともにグローバルな世界情勢、テロや難民問題、経済不況、

過去の民族紛争等々が背景にあり、重層的で人間というものが深く描かれてゆきます。

 

こんな理想的なカップルが二人で幸せになるところを見たい、と思います。

そして、結末は、、、。たぶん読者の想像に委ねられるのだと思いますが、自分は確信しました。

 

どんな?

それはご自分で読んでみて下され!!(笑)