映画「ウスケボーイズ」 | 食べて飲んで観て読んだコト+レストラン・カザマ

食べて飲んで観て読んだコト+レストラン・カザマ

読んだ本の勝手な感想を中心に、日々の行動のあれこれを綴る。
フレンチレストラン・カザマのお料理ご紹介。


テーマ:

ウスケボーイズ

 

日本のワインを世界レベルにまで引き上げたワインコンサルタント・麻井宇介の思想を受け継いだ若者たちの姿を描き、第16回小学館ノンフィクション大賞を受賞した河合香織の「ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち」を渡辺大主演で映画化。ワインを楽しみながら、そのうんちくを語り合っていた岡村ら「ワイン友の会」のメンバーは、フランスと日本のワインでブラインドのテイスティング会を開催する。日本のぶどうで作られたワインがフランスワインよりおいしいはずがないという先入観で岡村たちはテイスティングに臨むが、彼らの予想は外れてしまう。そこで岡村たちは麻井宇介が生んだワイン「桔梗ヶ原メルロー」の存在を知り、常識を覆すワイン作りに没頭していく。(映画.comより引用)

 

近年は国産ワインも高品質なものが沢山生産され、人気のワイナリーのものは入手が困難なものもあります。北海道でも各地でワイン用品種の葡萄が栽培され、ワイナリーも増えて来ました。ワタシも仕事がら北海道産のワインには関心を持ち、お店にも置き、産地が近い畑やワイナリーに出掛けて生産者の皆さまとお話しさせて頂いたりしております。

こんな風に国産ワインが身近になり、ワイナリーも増えてきた昨今ですが、何事にも「始まり」というものがありますよね。日本でも素晴らしい品質のワインが作れる、しかもそれはヨーロッパなどの真似では無く、ここでしか作れない味わいのワインを作る、という「思想のある」ワイン作りを始めた人たちの物語です。

 

自分のワインを作りたいという思いにある意味憑りつかれて、決して楽ではない困難な道に突き進んだ若者たちと、彼らを優しく時には厳しく教え導いた先人の物語は、北海道のワイナリーで知り合った生産者さんたちの顔と重なり合って、思わず眼がしらが熱くなる感動でした。

すくすくと伸びる葡萄の樹、芽が出て実を付ける喜び、しかし襲い掛かる嵐や病害、苦労をしてもそうそうすんなりとは報われません。

けれども、ひたすらに自分の作りたいワインを追い求めて、諦めない姿。またそれを応援する祖父や父母、妻たち家族の絆。

美しい緑の風景とともに、ワタシの心にもしみ渡って来ました。

 

岡村(渡辺大)のモデルになった作り手の、Beau paysage岡本英史さんのワインを以前飲んだ事があるのを思い出しました。

 TSUGANE MERLOT

4年前、東京のレストランでお勧めで頂きました。その時は全く知らなかったのですが(^^ゞ、その美味しさには驚きました!

こんな素晴らしいワインがあるのだと、改めて国産ワインの実力に目を見張ったものでした。

 

映画の終盤、岡村の作ったワインを飲んで感動した一人の女性(安達祐実)が会社を辞めて、岡村の葡萄畑で修業したいとやって来ました。「大変だから。」と言う岡村を説得して、働き始めたこの女性と岡村は結婚する事になったのです。

ここ、なんだかなあ~、急にリアリティが無いエピソードだなあと自分、ちょっと不満に思ったのですが、これは実話でした!考えて見れば、ワイン好きがこうじてフランスに行って修行をするうちにフランス人生産者と結婚したという日本人女性のお話も現実に結構あるわけで、不思議は無い事でしたね。夫婦で好きな道にまい進してお互いに助け合いながら生きてゆくというのは、本当に素敵な人生ですねえ。

*ここ北海道にも、そんな素敵なご夫婦のワイナリーやヴィンヤードが沢山あります!

 

「ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち」 河合香織

こちらが映画の原作です。思わず原作も購入してしまいました。

今年も秋の葡萄畑で収穫のお手伝いをさせて頂きました。これからも国産ワインの生産者さんたちのご活躍を願い、なるべく天候が良くなることを神様にもお祈りしながら、美味しいワインを飲めることに期待していきたいです。

agneauさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

SNSアカウント

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス