「ロボット・イン・ザ・ガーデン」デボラ・インストール/松原葉子・訳 | 食べて飲んで観て読んだコト+レストラン・カザマ

食べて飲んで観て読んだコト+レストラン・カザマ

読んだ本の勝手な感想を中心に、日々の行動のあれこれを綴る。
フレンチレストラン・カザマのお料理ご紹介。


テーマ:

 

この本は、行きつけの書店の翻訳本コーナーで半年、、いや1年くらい前から見ていたかも。

ロボットものだし、表紙のイラストも可愛いし、気になりながらも購入をずっと迷っていたのだけどね。

長い間迷っているのにも飽きて(笑)、えーい!とついに購入。

これが面白くて、というか超可愛くて、ほんと楽しい読書。買って良かったーニヤニヤ Good☆

 

 

かなりの数の家庭には家事を手伝ってくれるアンドロイドがいるという、やや近未来な時代のお話ね。

まあ、そんな状況も、あまり遠からず実現しそうな今日この頃だけど。

すらりとしたみてくれのピカピカのアンドロイドが主流なのに、ベンの庭にある日忽然と現れたのは、

あちこち傷がついて汚れたポンコツ感いっぱいの小さなロボットだった。

ベンは30代で妻のエイミー(優秀な法廷弁護士)と二人暮らしだが、獣医師の修行に挫折し、

事故で亡くなった両親の、その喪失感からも立ち直れずにいるモラトリアム人間。相続した財産が

あり生活には困らないものの、何者にもなっていない男として、妻からも呆れられている。

 

ロボットはタングと名乗るものの、どこから来たのか、何故ここにいるのか、定かでは無く、意思の

疎通もままならないのだけど、ベンは何故かタングが気になって、妻に言われても捨てるなんて

できないのね。タングの胸の中にあるシリンダーには何かの液体が入っていて、小さなヒビがあり

この液体が全て漏れてしまえば、タングは動かなくなると知り、タングを修理できる人を探す旅に

出る事になりました。

 

イギリスからカリフォルニアへ。そしてヒューストンへ。さらに東京へ。そして、太平洋の小島パラオに。

てんやわんやな旅を続けながら、タングは言葉を増やし、感情が豊かで、優しさやワガママもあり、

楽しいことに我れを忘れて夢中になり、叱られると不機嫌になっていじけ、機嫌を直すとパッと目を

輝かせて、5、6歳の男の子のような、世界にたった一つのベンの特別なロボットに成長していく。

 

眠る時も固い床では無くて、柔らかなベッドに横になるタング。システムをクールダウンする必要が

あるのか毎晩必ず眠るタング。ベンに置いて行かれる悪夢を見てうなされたり、ベンの脚にしがみ

ついて泣き叫んだり、ドライブする車の助手席で風が目にあたる感触を楽しんだり、「ワイルドに行こう」の曲のリズムに合わせて足をふったり、スターウォーズを見てR2D2に夢中になったり、こんな可愛い

ロボットは見たことがナイねえデレデレラブラブ

 

こんなタングに振り回されながら、ベンはいつの間にか良いお父さんのように、愛情をもって付き

合っていく。そうして、ベンもまたモラトリアムから脱して、両親を失ってからの長い間の哀しみも

癒されて、成長していくという、とってもヒューマンでかつ愉快な物語。

読み終わって、ああまたタングに会いたいなあと思っていたら、既に続編が出ているのを発見!

早速、それも購入(笑) またまた楽しい日々が続いて嬉しい限りデスちゅー はっぴー

 

 

今季お初:豚汁

寒くなって来ると食べたくなる豚汁。牛蒡多めでゴマ油を効かせるのが好みです。

agneauさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

SNSアカウント

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス