「ツバキ文具店」小川糸 | 食べて飲んで観て読んだコト+レストラン・カザマ

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読んだ本の勝手な感想を中心に、日々の行動のあれこれを綴る。
フレンチレストラン・カザマのお料理ご紹介。


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鎌倉で小さな文具店を営むかたわら、手紙の代書を請け負う鳩子。今日も風変わりな依頼が舞い込みます。友人への絶縁状、借金のお断り、天国からの手紙…。身近だからこそ伝えられない依頼者の心に寄り添ううち、仲違いしたまま逝ってしまった祖母への想いに気づいていく。大切な人への想い、「ツバキ文具店」があなたに代わってお届けします。(BOOKデータベースより引用)

 

 

小川糸さんの小説は、どれも温かくてぬくもりに包まれるような気持ちよい物語ばかりです。

何作か読みましたが、お話の舞台がまた素敵な土地。素敵というのは、そこに住まったことの無い人間(つまり読者である自分のコトですが)が、憧れるようなという意味です。

「つるかめ助産院」は確か沖縄の方の南の島。「喋々喃々」は、東京の雰囲気ある下町。

そして本作は鎌倉です!

 

鎌倉の美しい四季とともに、代書屋を営む主人公の鳩子が様々な人々から依頼された手紙を綴ります。

亡き祖母から仕込まれた書道と手紙の書き方。ただ書くだけではない、その手紙の内容と依頼人に合わせて、紙を選び、筆やペンを選び、墨やインクを選び、文字の色を選び、書体を選び、文体を選び、書式を選び、最適な手紙を書き上げるのです。

この辺りの紙や道具の薀蓄も大変興味深いです。小川さんの他の小説でも主人公の職業などにまつわる色々な事柄を詳細に書き込んでくるいわば「お仕事小説」的に、内容が深いですねえ。

 

もちろん、そういう事だけでは無くて、祖母と鳩子の関係や思い、ご近所の面白くも温かな人間関係、人々の気持ちの交わりが代書された手紙を通して表され、読者の心のなにがしかの琴線にも触れてくる、やんわりとした繊細な物語です。

 

でもねでも!

小川糸さんは鎌倉にも移り住んで、この小説を書かれたのだと思いますけどね。

もう反則だよー、というほど羨ましい鎌倉暮らしなんです!

羨ましすぎて、マネしたいけどなかなか凡人には難しいのが悔しいところであります笑い泣きイイナー!!

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