食べて飲んで観て読んだコト-アンストッパブル
アンストッパブル


ペンシルバニア州のとある操車場に停車中の最新式貨物列車777号が、整備士の人為的ミスによって無人のまま走り出してしまった。積荷は大量の化学薬品とディーゼル燃料。操車場長のコニーはとてつもなく深刻な事態が発生したことを認識し、州警察に緊急配備を依頼する。その頃、勤続28年のベテラン機関士バーンズと職務経験4か月の車掌コルソンは、この日初めてコンビを組み、旧式機関車1206号に乗り込み職務に就いていた…   

アンストッパブル - goo 映画  より引用


いやもう、暴走する重量級機関車のど迫力!

側線に退避しようとする対向列車は、正面衝突を避けられるか。列車には鉄道見学の児童が満載!

前を走る別の機関車を接触させてなんとか速度を落とそうとするも、不幸な結果に!

疾走する暴走機関車の運転席になんとかして人を送り込んでブレーキを掛けなければ、先にある大曲の地点で脱線転覆はまぬがれられない。そこには多数の石油ガスコンピナートの巨大タンクが林立だ!

ああ~、もうスリル満点で、シートで身体が強張りっぱなしの自分(笑) あー、コワかった。


そして、初対面でコンビを組む二人の主人公はともに困難な人生を抱え、暴走列車の停止に取り組む危険な作業が二人の人生をいい結果に導くストーリーも心地よい。

そもそもここの鉄道会社は、経営難からリストラ断行、年配のベテラン社員が解雇通知を受ける中、新規採用の若手との軋轢が生まれていた。社員の士気も低下し、だらだらした作業から人為ミスが起こり、起こるべくして起こった列車の暴走。会社の利益と自身の保身から、対策が後に回って手遅れにする中間管理職と、この一大事にゴルフ中の社長と、典型的ながら、血流が悪くなった大組織の問題点を、スピーディに描いてこちらも見る者を飽きさせない。

二人の快挙に喝采を送りたくなる、スカッとするエンディングでありましたー(^o^)