アパルトヘイト下の国で、絶滅したはずの天然痘が復活!?

ウイルスを利用した黒人抹殺の陰謀に日本人医師が立ち向かう 

(帯より引用)


南アフリカ共和国を思わせる国の大学病院に留学した、日本人外科医の作田が見た人種差別の悲惨な実態。劣悪な環境で暮らさざるを得ない黒人と、優雅で豊かな白人の対立がある国で、黒人の子ども達だけに謎の皮膚病が流行し始めた。作田はあるきっかけから、黒人のスラム街にある診療所で診察の手伝いをしていて、この皮膚病が絶滅したはずの天然痘であることを付き止めた。


とてもドラマティックな展開で、怖ろしい天然痘の症状や惨めな黒人たちの暮らし、人権を求めて戦う黒人たちと、黒人を奴隷のようなものにおとしめて搾取しようとする白人グループの陰謀が、こと細かく描写されて現実にあったことのように迫ってくる迫力だった!

正義感あふれる作田医師は、理想的な人間像で大変カッコいいんだけど、なんかステキすぎて日本人じゃないみたいな気が・・・(^_^; いやいや、日本人でも世界で色々な困難なに立ち向かい、人々を助けている立派な方がいらっしゃるのは知ってはいるけど、そうじゃない人たちの話が日々耳に入ってくるせいか、作田医師の人間像がなんとなく現実離れして感じられるのかなあ、、、でも、とても興味深い物語で大変面白く読めた一冊。


作田医師は、続編で今度はエイズと戦う。「アフリカの瞳」、これもただ今読みかけだけど、変わらず熱血・作田医師だ。



賄い:頂き物の鹿肉のロース肉のロースト。鉄分ばりばり。
賄い鹿肉のロースト

試飲:Fixin 2005 Herve Charlopin 先日のインポーターさんの試飲会でとても気に入った1本。凝縮感のあるピノ・ノワールの香りがとても魅力的で。
Fixin


反省:ところで、ブログのアップがすごく間が空いてしまって、自分としては気になっていたところ。今月は少なくとも2,3日に一度はアップという目標を掲げていた(なんて言葉を使うと昔やっていた営業ウーマン時代を思い出してしまうわね。掲げた目標には届かないというのが現実(笑))のだけど、全く実行できてないもの。まあ、そんな行為に何か意味があるのかどうかと言う点は別にして。じゃあ、日々何をしているのかといえば、「べつにぃ~」←コリャ、お前は不機嫌女優か!いや、あの発言も不逞だったけど、質問していた女子アナが笑いでごまかしていたのも、情けなかったなー。情けないといえば、今日の内藤VS亀田の試合。亀田クン、どうしたのー。命を賭けて戦うんじゃなかったのー。内藤も勝ってもこれじゃあんまり嬉しくもないような(^_^; 

いや、そんなことでのんびりテレビ見て、ワイン飲んで、寝てしまう怠惰な自分も、情けないっちゃー情けないぞ。