「あなたは強過ぎる。少し弱くなったほうがいい」、
武術を知る者は私のことをこう評価します。
私は優しいと言われます。しかし、私の深い心には二面存在します。
人の命の大切さについて疑問を持ちました。
「数万の兵を率い戦い多くの命を失わせた、この罪を私は背負っているのか?」
と、私は尋ねました。
「いや、そうではありません。多くの人を傷付け殺したのは時代がそうだったからです、殺らねば殺やられる、仕方がない事なのです。あなたは頼られているのです」
そう教えられました。
日本の首相は「人間の命は地球より重い」と言ったそうですね。
私は泣かないのです。
私は優しさと冷酷さの二面を彷徨ってます。
エピソード1へ続く。