夏の夜の仕事人 | アトリエ・フロール(株)写眞研究課

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写真家・花井雄也がお送りする、写真ブログ。商品写真から赤外線写真・ピンホールカメラなどマニアックな写真まで、多様な作品を掲載しています。
※当ブログ内の写真は無断転用・無断使用禁止です。

去る、7/26(土)、我が地元、府中競馬場花火大会に行って参りました。
ここ最近、赤外線写真にどっぷりで、すっかり書くのを忘れてました。
今年初めての花火大会参加のため、気合いを入れて明るいうちからビール持って参上。

はじめは、私の両親(家が近いので例年場所取り係)とアトリエ・フロール(株)のスタッフだけのつもりが、なぜかどんどんメンバーが増えてしまって、結局、総勢11名の大所帯に。
花火はたくさんの仲間と見た方が楽しいから、よくわからんメンバーでも、カンケー無し!
みんな適当にビールやらつまみやら持ち寄って、2時間程青空飲み会。


背後に気配・・!!
私の背後でなにやらガチャガチャ音がすると思ったら、アマカメラマンのおじちゃんたちがセッティングしています。
ぜんぜん明るいうちからカメラの設定やら、フレーミングやら相談しあっています。
てか、密集しすぎじゃ・・・あれじゃあ撮影中に仲間同士でぶつかったりするだろうに・・
おもしろいので、フラッシュをバリッと焚いて、撮ってあげました。
後ろの薄暮と月がなんともシブい、おじちゃんたちの勇士です!笑


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日が落ちてくると、昼間は猛暑だったにも関わらず、涼しくなってきて、快適になってきました。
そして、ついに花火スタート。

ドドドドドドド~ン!!と連発でオープニングの花火が上がると、一同歓声奇声を上げて、大興奮です。
とりあえず、スタートだけ肉眼で見届け、

さて、仕事に取りかかろう・・・。

花火の大音響と闇に紛れて、ターゲットロックオン。
ターゲットまでの距離は400~500mなので、手持ちで十分。
但し、今日の強風は考慮に入れ無くてはならない。


まずはスタンダードに一発。

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やはり、向かい風は煙が写る。
この写真は後から処理しているが、それでも消せない程の煙が写り込む。

これは駄目だ。

いつものシャープにブラシて、軌跡を描く方法では、イイ写真にならない。

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こうなってしまったら仕方がない。



「プランB」を発動するしかない・・・。

シャッターを切る瞬間はピンぼけ状態からスタートし、花火が広がりきる1秒間の間にピンを合わせる。
しかもこの間、ファインダーはブラックアウトしているので、勘でピントを合わせないとならない。
もちろん手持ちでは厳しいので、三脚必須になる。

しかし、この撮影はなかなか難しい。

まず、花火が打ち上げられた角度、スピードから、大きさを判断。

はじける前に、どこではじけるかを予想し、フレーミングを確定。

バルブでシャッター切る(このときかなりピンぼけじゃないと煙がボケず、巧くない)

1秒後にピントが合うように、ピントリングを動かす。(この間、ファインダーは見えない)

花火が燃え尽きる前にシャッター下ろす。

これらの一連の動作を4~5秒で一気にやらねばならない。
私も、はじめてこの撮影法をやったときはかなり失敗した。
もう数年連続でやっているので、さすがに慣れましたが、300mmの重たい望遠レンズでやる撮影ではなく、毎回翌日はヘンな筋肉痛・・。


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約30分の花火は、あっという間にフィナーレに。
フィナーレの企画物花火は、いつも連発しすぎで、写真には向かないので(煙がハンパじゃないのです)
Canon EOS 5D MarkⅡの目玉機能でもある、ハイビジョン動画撮影に切り替えて、動画撮影しました。

祝・初の動画アップです!








かなり盛大な感じです。
花火職人さん、スゴイですね。まさに「夏の夜の仕事人」です。感服致しました。来年も楽しみにしております。
それにしてもJRAさんはほんとお金持ち。
JRAさん、お仕事くださーい!!


今年の花火は、花火前に飲み過ぎたのか、あんまりサエないなあ・・と反省しつつ撤収。
次回はもう少し気合いを入れて撮影に挑みたいと思います