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亡き父へのラブレター 30代女のつぶやき

父を癌で失って2年。父への想い、日々考えることを綴っていこうと思います。

30代女性 agataです。

2年前、最愛の父を癌で亡くしました。

一人娘の私を、全身全霊の愛を込めて愛し、叱り、育ててくれました。

その父の病が発覚し余命を宣告された瞬間から、のんきに穏やかに仲良く暮らしていた私たち家族にとって、世界は大きく変わってしまいました。

治療に苦しむ父の姿、前向きに生きようとする父の姿、不安で黙り込む父の姿、家族に感謝する父の姿。

病の父を支える母の姿、父に見えないところで泣く母の姿、心労で食べられなくて痩せてしまった母の姿、父が亡くなる瞬間に叫んだ母の姿。

父が癌と闘って、そして逝ってしまうまでの3年間は、哀しくても愛しい一瞬一瞬が積み重なったものでした。

 

父を見送って2年、私は日々忙しく幸せに過ごしています。しかし、ふとした瞬間に、「父が生きていたら」、「あの時父はどう思っていたんだろう」、「父に会いたい!また皆でご飯を食べて笑いたいな」という思いがこみ上げてきます。気が付くとポロリと涙が溢れます。

 

とにかくいろいろな思いが溢れてきてしまって、胸がぐちゃぐちゃになってしまう時があります。それで、父に向けて手紙(?)を書いてみようと思いました。文章にすることで、このぐちゃぐちゃを整理できるかもしれない。とても辛いけれど、かけがえのない父との最期の時間を私なりに理解し消化できるかもしれないと考えたからです。

 

書きなぐりの文章ですので、読みにくい点もあるかと思いますが、自分に正直に、溢れ出た思いをそのまま文字に起こしていこうと思います。

どうぞよろしくお願いします。