平成最後のブログ更新となります。今回は昨年12月初めの話でございます(つまり、前回のブログより前の話です)。さすがに元号替わる前には記事にしておきたかったので、GWに入ってからなんとか書きあげましたw

 

さて、昨年4月の関西訪問ブログの時にも取り上げたのですが、アニメ「このはな綺譚」(2017年10月~12月放送)にすっかりハマってしまった自分にとって、昨年一番行きたかった聖地巡礼先が、この作品の舞台となる温泉宿・此花亭のモデルとなった長野県の金具屋さんでした。そして、その念願が叶って昨年12月に泊まりに行くことができました。今回はその夢のような一泊二日の訪問記を書いていきます。

 

○歴史の宿 金具屋

長野県下高井郡山ノ内町平穏2202

北信州の渋温泉街にあり、昭和初期の古い建物を今も残しているという、その名のとおり歴史のある温泉宿です。「このはな綺譚」だけでなく、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルになっているとも言われています。

金具屋さんの宿泊プランは、客室の造りによってA~Cの3段階に分かれています(+夕食のメニューによって料金が変わります)。宿泊予約はネットでも4~6ヶ月前から可能ですが、今回の自分の場合、3ヶ月ほど前に土曜日(12/1)宿泊の予約を取ろうとしたところ、公式ホームページでは既に一杯で、旅行予約サイトのじゃらんで一番高いAプランの部屋が1室だけ残っているのを見つけて何とか予約を取ることができました。公式HPがダメな場合でも旅行予約サイト(じゃらん、楽天など)なら予約できる場合があることは、覚えておくといいかもしれません。なお、旅館では大抵そうなのですが、一部屋二人からでないと予約できません。実は自分はこのためにライトオタの友人を口説き落として、男二人で泊まることになりましたw

ちなみに、今回のAプランの宿泊料は一人27,000円(税込み)です。自分の旅行歴の中で一番高い一泊ですびっくり

 

12月1日(土)

朝名古屋駅で友人と合流して、9:00発の特急しなので長野駅へ向かいます。ちなみに、自分の地元・浜松からだと、東京経由の東海道新幹線→長野新幹線の乗り継ぎという選択肢もあります(こちらの方が時間は早い)。

約3時間で長野駅に到着。

 

 

せっかくなので、善光寺に参拝したり、十割そばを食べたりしてきました。真っ暗な中を歩くお戒壇巡りもやってきましたよw

 

そして、長野駅から長野電鉄で最寄り駅の湯田中駅へ向かいます。起点から終点まで乗ることになりますので、基本的には特急に乗った方がいいです。特急料金(自由席)も100円ですし。

約50分で湯田中駅に到着。ここからは宿の送迎バスで金具屋さんに向かいます。この送迎バスは当日連絡でOKなので、長野駅を出るタイミングで宿に連絡すれば湯田中駅到着時間に合わせて来てくれます。自分達は16:20着でしたが、他に3組が送迎バスを使っていました。

そして、いよいよ金具屋さんに到着です。

 


玄関・帳場からアニメで見たとおりでで興奮が抑えられない自分爆  笑

今回自分達が泊まる部屋は登録有形文化財になっている斉月楼の4階202号室の香風洞です(これがスゴい部屋だったわけですが、それは追々)。

 

廊下・階段なども作中そのもので既に感動で泣きそう…

 

金具屋さんの部屋は一つ一つが家という感じで、入口も玄関のようになっています(実際入ると土間もあります)。

作中の部屋でのシーンと比べてみると、こんな感じ。

 

 

 

畳の二部屋に窓際スペースがあり、男二人には持て余すくらいです。やはり金をかけただけのことはありますね(笑)

17:30からの金具屋文化財巡りまでちょっと時間があるので、まずはひとっ風呂と、鎌倉風呂へ。館内の風呂については、後でまとめて書きますね。

 

○金具屋文化財巡り

昭和初期の貴重な文化財である金具屋さんの館内を案内していただける35分ほどのツアーです。最初に帳場で宿泊の手続きをする時に申し込みができますが、金具屋さんに宿泊される方々のほとんどが申し込まれるようです。実際この日も参加者が100人近くいたんじゃないでしょうか。

案内役は金具屋の九代目さん。実はtwitterのアカウントフォローさせていただいている方なので、本物のきゅうだいめ( @kanaguya )さんだあと嬉しくなりましたw 文化財巡り終了後に挨拶させていただき、ありがとうございましたおねがい

 

 

まずは、此花亭宴会場のモデルとなっている8階の金具屋大広間。柚ちゃん達が踊っていた舞台もちゃんとあります。こちらは座敷・舞台など合わせて約200畳にもなる広さでありながら間に柱がありません。そのため、一度再建された時に天井の格子の内側に井桁を組み入れるという変わった方法が取られたとのこと。

 

実際宴会のシーンのキャプ画を見ると、確かに柱がなく、天井もそうなっています。

 

続いて斉月楼の建物の紹介。この説明がちょうど自分達が泊まっている香風洞の前で行われていたので、いかにいい部屋を用意していただいたのかと気づかされるのでしたw

興味深かったのが、建築の際に水車の廃材も使われていて、階段や廊下にその部品があしらわれているということ。実際廊下歩いていて、なんでこんなデザインになっているんだろうと思っていたので。

で、それを踏まえて改めて階段のキャプ画を見てみると…

 

正直震えがきましたね。ここまでしっかり再現していたんだと。まさしくここが此花亭なんだと実感しました。

 

本来木造4階建は建築基準法では既存不適格となり、営業の許可が出ているのは極めて稀なケースとのこと。自分達はいかに貴重な体験をしているかというわけですね。色々な建築秘話が聞けるので、泊まられる際にはこの文化財巡りはぜひ参加してみてください。

 

文化財巡りが終わったら夕食の時間に。全ての宿泊客が先ほどの大広間で食事というわけにはいかないようで、自分達は6階の広間でいただきます。

 

 

とても豪華な夕食。基本料金でこのレベルです。お品書きにあるように写真に写っている以外にもあと数品ありました。美味しくておなか一杯でした。

 

 

 

夕食が終わる頃には金具屋の建物がライトアップされて、ため息が出るような美しい姿を見せてくれます。これはもう渋温泉の名物となっているようで、他の宿に泊まられている方々も写真を撮りにくるくらいです。写真を撮る人用のお立ち台もあったりしてw

 

 

ちなみに、今回自分達が泊まっていた部屋はここ(4階正面)。なので、部屋から見下ろすと写真を撮られている方々が見えたりしますw

 

○館内で、外で温泉三昧

金具屋さんには大浴場が3つ、貸切にできる個室風呂が5つの計8つの風呂があり、外(温泉街)には渋温泉宿泊客が無料で使える風呂が9つと、時間が足りないくらい温泉を満喫できます。

館内の風呂はもちろんですが、せっかくですから外湯も全部は無理でも半分くらいは入ってこようということでお出かけです。外出は浴衣のままでOKですが、部屋に置いてある外湯用の鍵を持って行きましょう。

 

 

こんな感じの風呂が全部で9つあります。中は着替えスペースと風呂だけというシンプルな作りです。なので、貴重品は極力持って出ない方がいいでしょう。あと、本当に源泉かけ流しの証明なのですが、かなりお湯が熱いですw

自分達は結局5つの外湯に入ってきましたが、9つの外湯を回りながら祈願手ぬぐいにスタンプを押していく九湯めぐりという企画もあるので、時間に余裕があればコンプリートを目指すのも面白いでしょう。

 

温泉街には昔ながらの射的場やお菓子屋などがありますので、その辺を楽しみながら歩くのもいいかもしれません。

 

さて、金具屋さんに戻ってきて、今度は館内の風呂です。3つの大浴場のうち、鎌倉風呂と浪漫風呂は男女の割り振りが時間交代制になっていて、この日は鎌倉風呂が24時まで男、浪漫風呂が逆に24時以降男が入れます。というわけで、前述(宿に着いてすぐ)一っ風呂入ったのが鎌倉風呂だったわけです。

 

浪漫風呂は翌朝のお楽しみということで、もう一つの大浴場・露天風呂に入ります。「このはな綺譚」では度々お風呂のシーンが出てくるのですが、その大半がこの露天風呂になります。

あっ、ちなみに言っておくと、ここからの写真は自分のスマートフォンで撮っています。防水機能があるので、そこは大丈夫なのですが、写真撮影は他のお客さんの邪魔にならないようにしましょうw

 

入口や洗い場の配置もなるほど再現されていますね。空を見上げながらのお風呂、大変気持ちが良かったです照れ 自分が行ったのは22時過ぎでしたが、このくらいの時間だとほとんど他のお客さんはいなかったですね。

 

○このはな綺譚コーナー

公式にも此花亭のモデルと言われているだけに、館内にこのはな綺譚の展示もあります。

 

 

 

まずは、1階ロビーにはポスターや原作コミック、ファンノートなど。窓側の本棚の中にもアニメ公式ブックがあるので、舞台確認もできますねw

この金具屋さんまで泊まりに来たファンの方がたくさんいることを実感します。自分達が泊まった日の1ヶ月ほど前に、原作者の天乃先生やアニメのスタッフ、ファンの方々が集まってオフ会が開催されていたので、ファンノートがなんとも豪華でした。

 

冒頭で説明したとおり、「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルとも言われている場所ということで、コスプレ写真も飾られていました。そのうち、このはなコスプレ写真も飾られるようになったりしてウインク

 

 

あと、3階エレベーターそばにも手ぬぐいなどが飾られていますので、お見逃しなく。この手ぬぐいはBD/DVD1巻の先行予約特典で、予約が遅かった自分は貰えてないのですw

 

12月2日(日)

朝6時頃に起床。旅行の時はだいたい早く起きる人なのですが、特に今回は前述のとおりまだ入っていない浪漫風呂を楽しみに起きました。

この浪漫風呂はOPや第9話に出てくる、なんとも印象的なお風呂で、今回一番入ってみたかった風呂でした。

 

 

うわあ、ホントにアニメのとおりだあ(朝からハイテンションなオタク)爆笑 テンションが高過ぎて多分に構図を間違えていましたw しかしまあ、昭和初期建築の日本の旅館にこんな洋風なお風呂があるとは面白いところですよね。

 

 

その後は昨晩入った露天風呂に改めて入浴。朝の明るくなった様子もなかなか。

 

 

貸切風呂も一つ入ってきました。夜より朝の方が他のお客さんに入られていることが少ないので、狙い目かもです。

 

朝風呂を満喫したところで朝食をいただきます。朝も豪華です。

これは帰ってしばらくしてからフォロワーさん情報で知ったのですが、アニメで出てきていた朝食がこれをしっかり再現されていたんですよ(手前のとろろや卵が載った膳がまんま)。このはなスタッフスゴいなw

 

階段に差し込む朝日で富士山のような窓が光って見えるOPにも出てくる光景。ああ、泊まって良かったなと思う瞬間です。

 

 

 

名残惜しいですが、湯田中駅への送迎バスに乗って、金具屋さんを離れます。駅への道中は九代目さん自らバスを運転・案内してくださいました。宿泊客でぎっしりだった車内、皆さん満足しているようでした。本当にまだ帰りたくないなあ、しばらく泊まっていたいなあと思う、最高の一泊でした照れ

 

長野駅まで戻ってきた後は、松本に移動して、アニメ・実写映画化もされた「orange」の聖地巡礼。今回松本で回ったところは他の作品の聖地にもなっていたりします。いやー、長野県は自分が好きな作品の聖地が多いところなんですよねw

 

 

 

この日の思い出に買ってきた渋温泉のキャラクター・しぶざるくんグッズなど。平成の最後に素敵な思い出ができました。ただ、平成に訪れるのは最後ですが、令和でまたいつか金具屋さんに、渋温泉に行きたいですね。「このはな綺譚」を好きな方、見たことがある方ならぜひ一度はとお勧めしたいですし、そうでない方でもきっと貴重な体験ができる素敵な場所です。

 

ということで、平成ラストのブログでした。新たな時代・令和になっても引き続きご愛顧いただければ幸いです。

では、また。