この時期になると、毎年セミナー用の資料などを作っていますが

ここ数年・加工をする機会が多くなった前足部のねじれ対応について

ちょっと公開します

 

足のニュートラルポジションをと考えた場合、踵骨の位置が重要となります

単純に変形した足形をトレースして、色々パーツをつければ良いと言う訳ではないです

 

踵骨の位置を確認しながら、バランスを取り

荷重ラインに沿って足全体の型取りを使用としても

通常時に骨の位置関係のバランスが崩れている方の場合

インソールがねじれた状態になってしまいます

 

これは、筋系の問題(柔軟性がない/凝り固まっている)による事が多く

急にインソールを使用したからと言って、追随しにくい事が原因と推測されます

体(足)を変える事は出来ないので、道具で何とかする為に

日々研究&テストしています

 

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では、画像付きで簡単な説明をします

 

正面から見たイメージです

踵面とMP関節の下の位置がフラットにならず、ねじれています
*親指側の方が下に落ち込んでいるケースはほぼあり得ないです

荷重をかけた際に、踵の立ち上がり部分は沈み込んでFLAT面で止まります

アーチ部分は荷重量により若干上下します

親指の下部分が浮いた状態の場合、荷重を掛けると中足部(舟状骨が目印)が内側かつ下方向に落ち込みねじれが発生します

すると、ひざが内側に入りやすくなりますね⇒股関節の可動域が・・・

踵(後足部)の位置バランスを取った場合でも、前足部のバランスが崩れていると開帳足になったり、ねじれが生じる事があります。

その場合は、親指の付け根~指先にかけて厚み(高さ)のコントロールをして、ニュートラルポジションを保てるようにします。

斜めの傾斜が付いたパーツを入れるのではなく、純粋に厚みの調整をします
*後足部はあくまでFLATです。斜めのウェッジを入れてはいけません

 

仕上がったインソールを見ると、前足部と後足部の底面は、軽く荷重を掛けた状態でFLATになります

 

①アーチはきちんとあって、踵のバランスも良いはずなのに

  何故か?舟状骨が飛び出していて痛い方

⓶極度の偏平足で、関節の可動域が極端に少ないと思われる方

たまに、アーチの下まで埋めているインソールを見ますが、

荷重がかかった際にしなるアーチのバランスを計算して厚みや高さの調整をするなんて神業過ぎて、出来る訳がないので当方はしません。

*踏み込んだ際に土踏まずへの圧迫がひどくて痛くなる場合が多すぎますね

 

その為に反発性の良好な樹脂素材を、形状も含めて配置して

自然な足の動きをトレース/サポートさせています

 

当方は、一切の治療行為はしていませんが

靴を運動するための道具としてとらえて

バランスよく運動できるように様々な角度から御提案&サポートします

 

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この手の内容の投稿すると、競合他社の方に情報は盗まれないのって聞かれますが、この少ない情報量で完全に理解してコピーなんて出来る訳がないので、気にしていません。
それよりも興味を持って頂いて、きちんと覚えたい方が出て来る事を祈っています

 

 

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