屋上即興、すげ〜! | 屋上アート+キッチン〔afu〕

屋上アート+キッチン〔afu〕

大阪・アメリカ村の古びたビルの屋上に生まれた、 キッチン付きフリースペース、<afu>。現在日常の様子などはFacebookでお伝えしています。

いや~、スゴかったあせる
何がってはてなマーク。もちろん日付変わって昨日21日の<屋上即興 Rooftop Improvisations>ですよ。

ダンサー2人、ミュージシャン5人。
総勢7人の超ひらめき電球個性的なアーティストの
自由な感性と技術が、まさにガチンコでぶつかりあう
衝撃の一夜でありました。

夜7時半。
アーティストたちの手により、妖しくライトアップされた屋上に、
続々とお客様がこられます。

afuは初めて、という方がほとんどで、皆さん
「階段がキツイ~汗
(今更ですが、スイマセンあせる)。

そして、トップバッター、ウォン・ジクスさんが太鼓を叩きながら
「月がとっても青いから~」という詠唱(?)で、
まさに月が輝くやや欠け月ガーデンに登場。
屋上アート+キッチン〔afu〕-ウォンさん

一瞬にして、afuをウォン・ワールドに塗り替えた…かに思われたところ、
遠くから琴の音が音譜

流れる調べに誘われるように、ハウスの中を見ると、
そこには琴の今西玲子さんと、すでに踊り始めていたYangjahさんの姿が。
屋上アート+キッチン〔afu〕-ヤンジャ+今西
今西さんは、まさに琴ガールといった日本女性らしい可憐な風情でありながら、
情熱を刻み込むように一心不乱に演奏をされます。
途中、弓で琴を引いたり、バチ(?)のようなもので叩いたり、
様々に音色に変化を付けて、琴の可能性を追求している姿が印象的。

一方のYagjahさん。
実はワタクシ、Yangjahさんの出番を知らず、ウォンさんの詠唱が始まっても
お話しをしていたんですが、その話しが終わった瞬間、
突然何かに操られたかのように豹変。
まるでシャーマンか巫女のように、踊り始めた姿に驚きました。
屋上アート+キッチン〔afu〕-ヤンジャさん
afuをめいっぱいに使ったパフォーマンスは、
お客様と演者の距離の近さが半端ではありません。
Yangjahさんの肌に浮かぶ汗までもがはっきりと見えて、
いや、その艶かしいこと。

ひとつのパフォーマンスはだいたい15分から20分。
今回は、今まであまり組んだ事のないアーティスト同士の競演を
多く組み込んだそうで、
まさに「即興」というタイトルのコトバ通り、緊張感にあふれたセッションの連続です。

「目力」もスゴい、ダンサーの佐久間信さんは、見に来ておられた
ダンサーの方を突然手招きして、二人で絶妙のパフォーマンスを見せてくれるなど、
圧巻のステージ。
屋上アート+キッチン〔afu〕-佐久間さん

アコーディオンと電子ノイズ(?)で聴かせてくれたryotaroさんは、
哀愁漂う響きで、会場にアクセントをつけてくれます。
屋上アート+キッチン〔afu〕-アコーディオン

昨日の更新で、「家楽器」のやり取りをご紹介したチャールズさん。
例の家楽器をはじめ、手作り楽器で、
超かっこいいパフォーマンスを見せてくれました。
屋上アート+キッチン〔afu〕-チャールズ皇太子

そして、Yangjahさんと共に、今回の中心的役割を担っていたジェリーさん。
多彩な楽器を駆使して、ステージに音の彩りを加えていきます。
屋上アート+キッチン〔afu〕-ジェリー

屋上アート+キッチン〔afu〕-ジェリー楽器
ジェリーさんの楽器、これでも一部なんです。


月光の下のafuでの熱い、熱いパフォーマンス。
一日前の<真夏の夜のジャズ>とは、まったく違ったafuを見せてくれた、
刺激的で情熱的な一夜でありました。

屋上アート+キッチン〔afu〕-フィナーレ

コバヤシ