結局、昨夜は痒みでよく眠れなかった。
しかし不思議なことに、朝起きて活動を始めると、それほどの痒みは感じない。一般的に皮膚炎は、夜寝ているときに痒みが増幅するとネットの情報にあったが、その例に漏れずといったところだろう。
昼休み、約1週間ぶりに病院を訪れる。
「実はあれから皮がぼろぼろ剥けてきて、痒くてヒリヒリしてしょうがないっす。これってやっぱりステロイドの副作用でしょうか?」と俺が訊くと、
「いや、皮がめくれてくるのは炎症の症状でしょう。いくらステロイドといったって、数日使ったくらいで副作用は出ませんよ」と先生。え、そうなの?
「そうはいっても、今後も使い続けるのはよくないですから、今日はステロイドの入っていない、炎症を抑える薬を出しておきましょう。これは普通の火傷の痕なんかにも使えるマイルドなものだから安全ですよ。1日何回塗っても大丈夫です」
先生はそう言って、アズノール軟膏というのを出してくれた。痒みを抑えるレスタミンコーワクリームもそのまま使い続けていいという。
薬局で薬をもらい、約1日ぶりに痒み止めを塗って、俺はようやく一息ついた。やれやれ、これで今夜は眠れることだろう。
しかし、この病気がよくなるまで、薬を切らすわけにはいかないことがよくわかった。今度からは、早め早めに病院に行くようにしなければいけない。