じゃんぼ じゃんぼー
アフリカ社長です。
私がケニアに来て、もう9年目に突入する勢いでございます。
最近は、ケニア以外の国へ出張へ行ったりと、
以前のようにケニアにべーーーったりと張り付いてはおらず。。。
という事で、このブログも9年目に突入するわけです。
9年近く住んでいても、新たな勉強がありますねーーー
ブログを書いているお陰でもあります。
うん。
毎度、ご拝読、ありがとうございます。
さて、こんなニュースを見つけました。
世界には色々なベンチャー企業があるわけですが、
ケニアではこんな企業があります。
このホテイアオイ(布袋葵)と呼ばれる水草、ビクトリア湖にも大量に発生するんです。
ケニアに来て4,5年くらい経ったころでしょうか、、、
ふと、ビクトリア湖を眺めると、この水草が大量に発生しているのを見かけるようになります。
遠目で見る限り、何か緑の汚水が広がっているのかな?と思うくらいですが、
飛行機などで上から見ると、一面に広がるので、水位が下がって水底が大地に見えるほどです。
ただ、風でゆらゆら揺れるので、不思議な光景なんです。
そして、この記事を呼んで、あぁ・・・これが原因だったんだと、、、9年目に入りようやく解明です。
英語では、Wather Hyacinth(ウォーターヒヤシンス)と呼ばれているようです。
個人的には、ホテイアオイというよる水ヒヤシンスと呼んだ方が、イメージしやすような・・・
さてさて、この水ヒヤシンス(ここではそう呼ばせてください。。)、何が起源か調べると、さらに面白い。。。
元々、1900年代のイギリス植民地時代に、観賞用や庭園装飾用として持ち込まれたのが切っ掛けで、
恐らく、それを廃棄したことを切っ掛けに爆発的に広がったようです。
水ヒヤシンスが与える影響は非常に大きく、、、
漁業への影響:漁船のエンジンや網がホテイアオイに絡まり、漁獲量が大幅に減少しています。
生態系の破壊:湖面を覆うことで日光や酸素の供給を妨げ、水中の生物に悪影響を与えています。
先日も、この水ヒヤシンスで漁師が3日間出れなくなり、ヘリで救出される事態が起こったほど。。
そこで、この新興企業”HyaPak”は、以下のプロセスで水ヒヤシンスを活かして肥料や包装材などに再利用される取組をしています。
収穫と乾燥:地元の漁師と協力し、ホテイアオイを収穫・乾燥。
加工:乾燥させたホテイアオイを結合剤や添加物と混ぜ、生分解性の包装材を製造。
製品の特徴と効果
環境負荷の低減:製品は数ヶ月で自然に分解し、土壌に栄養分を供給します。
農業への貢献:苗木用の袋として利用され、植樹活動を支援しています。
この水ヒヤシンスは、非常に繁殖力の高い淡水性の浮遊植物で、
見た目は美しくても世界的には“侵略的外来種”として知られる要注意植物です。
まさに、綺麗な花には毒があるとはこのことです。。。
アサンテサナー
ありがとうございましたー