69  法具「エダン オシュボ」 

ナイジェリア ヨルバ ブロンズ、鉄

“Edan Oshugbo” altar fitting   Nigeria, Yoruba

「エダン」とは、鎖で繋がれたブロンズのペアのことで、ヨルバ彫刻の中でも興味をそそられるものである。「エダン」は、「オシュボ」か「オボニ」の結社の最も高い地位を象徴している。男性と女性が鎖で結合している「エダン」の姿は、それらの男女から3人目が生まれることを象徴している。繋がれた4つの鎖は、男女の座像の頭から下がるが、「イファ」の予言で、数字の4は、4を倍にした数字と同様、ヨルバの人々にとっては重要な意味を持っている。この数字は「オシュボ」や「イファ」の知識が完全であることを示しているという。これは大きめの「エダン」で造形も美しくブロンズの色合いも魅力的である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

52 貨幣「マニラ」 

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52 貨幣「マニラ」 

ナイジェリア ベニン ブロンズ AD15C頃

“Manira” money  Nigeria, Benin

マニラとはポルトガル語で腕輪のことであり、ポルトガルから輸入されたものである。ブロンズと真鍮の中間的な銅合金で作られていて、装身具として使われた可能性もあるが、主に貨幣として使われた。奴隷貿易が盛んだった頃、奴隷はマニラ50個で取引された。ベニンではこのマニラを溶かして、王の頭像や飾り板が作られた。ナイジェリアでは「オクボボ・マニラ」と呼ばれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

41 人物像のベル 

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41 人物像のベル 

ナイジェリア ベニン ブロンズ AD16C頃

Bell of figure  Nigeria, Benin

ハサミを持った人物像のベルである。ベルの舌部はスカートの中にあり、頭部を持って振ると鳴るしかけである。珊瑚でできた首飾りと衣装は王宮に関係した人物を想像させる。ベニンの作品を多数収蔵するヨーロッパの博物館でも見ることのできない珍しいものである。