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afloatboxとは・・・(その7)

afloatboxに収められているDVD、技術編の続きです。


カットの前半は、宮村さんご自身が「振り子カット」と呼ぶ、
独特な右手の動きを含めたウエットカットで進んでいきます。


シザーズを持つ右手が振り子のように動くこの方法は、一歩間違うと刃先が左手を直撃するそうですが、
収録後、宮村さんはプロ野球選手に例えた話をしてくれました。


「プロ野球のピッチャーやバッターは、投げ方や打ち方が一人ひとり違います。
投げ方の基本、打ち方の基本はそれぞれあるけれど、実際には基本を独自に応用させて、
自分の力を一番発揮できる形でプレイしている人が多いのではないでしょうか。
野茂選手や、イチロー選手を思い浮かべると分かりやすいと思いますが・・・」


いつも淡々と、かつ黙々とカットしていく宮村さんの、まさに「非常識な」、
アウト・オブ・マニュアルの魅力にあふれた仕事ぶりを見ることができます。
新しいものは、セオリーから外れたところから生まれてくるのかもしれません。


右に出る者がいない、群を抜いた成果(お客様からの支持)を得てきた宮村さん。
決して多くを語らず、ひょうひょうとされているご本人の、
技術に対する自由な精神を垣間見ることができるシーンが続きます。


カットの後半は、ドライでの毛量調整です。


(つづく)



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afloatboxとは・・・(その6)

更新が遅れました。今回は、afloatboxに収録されている2枚のDVDについてです。


1枚は技術編で、宮村さんご本人によるカットとスタイリングが収められています。


宮村さんのカットといえば、パネルを持つ左手の動きと、ハサミを持つ右手の動きが両方とも独特すぎて、
平面(印刷物)=雑誌や書籍では詳細を伝えきれないジレンマがありました(←制作側目線です)。


afloatboxでは、そのジレンマを解消すべく、宮村さんご本人はDVDでの登場となっています。宮村さんのカットが、
動画でないと分かりづらい、という制作側の判断によるものです。


従来、DVDの美容技術教材は、講師役の美容師が口頭で説明をしながら、同時に技術を進めていく形がほとんどでした。


しかし、このafloatboxに収録されているDVDでは、宮村さんのカットとスタイリングの実演映像を見ながら、宮村さんとafloatのスタイリスト3人が、技術やデザインについての質疑応答、美容問答を繰り広げています。


今まで長い間、美容師の間で常識とされてきたものとは全く異なる方法で、淡々と仕事を進めていく宮村さん。
その過程の「なぜ?」にafloatのスタイリスト3人が迫り、宮村さんが答えます。


身内であるスタイリストだからこそ一層感じる疑問や質問の連続で、要所要所で静止画や、スロー再生をしながら、1ヵ月の指名売上が1200万円にも及ぶという、圧倒的なお客様支持率を誇る美容師のカットノウハウを解き明かしていきます。


おもにアイロンを用いたスタイリングでは、「アイロンをこういう風に使う美容師は、僕しかいないかもしれません」と本人が語った、これまた超独特な、しかし明日からコピーできるノウハウを公開。


聞き手が、気心の知れたafloatスタッフということで、宮村さんはいつもより口数が多く、質疑応答での回答も詳しく説明してくれています。


(つづく)


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afloatboxとは・・・(その5)

美容技術の教材を出版すると、読者の方からのお問合せで非常に多いのが「使用している道具」についてです。


シザーズ、コーム、ドライヤー、ブラシ、アイロン・・・「どのメーカーの、何という商品を使っているのか」という質問、問合せが多く寄せられます。


今回、afloatboxにロールブラシ、カットコーム、ダッカールがそれぞれ入っているのは、afloatと同じ道具を使うことで、よりafloat的なデザイン表現力を高めて幅広い層の女性に喜んでいただくこと、そして読者の皆さんが持つ潜在能力を形にすること、この両方を実現するためです。



そして、ロールブラシもカットコームもダッカールも、すべてMade in Japan、日本製にこだわりました(ついでに言うと、2枚のDVDも日本製です。台湾や韓国でのプレスが多いのが実情ですが、afloatboxはDVDも日本製にこだわりました)。



(つづく)

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