【御法門】「 口唱 《(くしょう=御題目の南無妙法蓮華経を口で声に出してお唱えする事)》 には ちゑ才覚(さいかく)も 無益也(むやくなり) うたがひなきを 信心(しんじん)といふ  」【御題】「 御儀口伝(おんぎくでん)に云(いわく)」  ⇨ ⇒ 南無妙法蓮華経を唱える事に対して自分の知恵や知識・経験・書物などを総動員しても理解できないものです。南無妙法蓮華経という言葉は佛さまが、佛さまのお智慧・お悟り・お力・お徳等を言葉の中に封じ込めて、魔法の言葉・呪文として、末法の世の人たちの為に上行菩薩にお伝えになられたものです。人間である凡夫の浅はかな知恵・知識・経験などでは到底理解できないものです。南無妙法蓮華経という言葉を素直正直にお唱えするだけで善い方向に導いていただけるものです。御題目口唱(おだいもくくしょう)が一番大事大切だと説かれれいます。 ➡️ 【経文】「 あゝ(あ)有難(ありがた)や、まれに人身(にんしん)を得(え)、適仏法(たまたまぶっぽう)にあへり〇然(しか)らずは、生涯衣食(しょうがいえじき)の獄(ごく)につながれ、名利(みょうり)の網(あみ)にかゝりて、いかでか六道《(ろくどう=①地獄界、②餓鬼界、③畜生界、④修羅界、⑤人間界、⑥天井界 )》の衢(ちまた)を出(いで)む〇如来(にょらい)の大悲(だいひ)にもれぬれば、人間のかひもなく、何(なに)を此身(このみ)の思(おも)ひ出(で)とやせん〇あさましや、我身(わがみ)の上(うえ)をかりみれば、・・・・ 」 ⇒ せっかく人間として生まれてきたのです。功徳を積んで次に生まれて来る時もまた、人間として生まれてきてこのご信心にお出値いして功徳行に励み人を教化して人を救い続けましょう。