前回、
を取り上げました。
今回は「未収入金」と「前受金」を取り上げます。
1.簿記の基礎文法(復習編)
要素を左右に分けて、考えます。仕訳において、「資産」、「費用」、「純資産」、「収益」、「負債」という5大要素=『性格』の位置関係は絶対的なので、丸暗記してください。
注.項目=「勘定科目」のことです。「増えた」、「減った」とは、例えば負債が増えたとか、収益が減ったたというようなことです。
ところで、「借り方」、「貸し方」という用語がありますが、深く考えすぎないでください。単純に◀借り方は「左」、貸し方▶は「右」というような感覚です。
2.簿記の基礎文法 実践編⑮
【1】未収入金と売掛金の違い
もうすでに未収入金の仕訳を経験しているのですが、まだ、説明していないことがあります。
■未収入金には■売掛金という親戚の勘定科目があります。その違いをここでは明確します。
■固定資産:建物、土地、備品、車両運搬具など
■有価証券:株式、社債、国債など
■未収入金と■売掛金の共通点は、代金を後で受け取るということです。
では、具体例をみていきましょう。
【2】備品を売却したよ❕(未収入金)
上図の仕訳において、ブンポゥ堂はコピー機(備品)\500を売却し、売却代金を月末に受け取るというシチュエーションで考えてみます。
コピー機は備品であり、かつ固定資産です。つまり、商品以外のものです。そして、定型句として、「~を売却し」とあります。加えて、代金は月末受け取り、つまり後受け取りです。
したがって、ここで使用する勘定科目は売掛金ではなく、未収入金ということが分かります。
未収入金は「資産」です。備品の売却代金を後で受け取るということは債権を有することになり、資産は増えます。 というわけで、「資産」増えたの位置は基礎文法をみると、「借り方」にあります。
したがって、左側の勘定科目に「未収入金」、金額に「500」と記入します。
備品は「資産」です。備品を売却したので、資産は減ります。というわけで、「資産」減ったの位置は基礎文法をみると、「貸し方」にあります。
したがって、右側の勘定科目に「備品」、金額に「500」と記入します。
【3】売却代金、受け取りましょう❕(未収入金)
上図の仕訳において、月末を迎え、ブンポゥ堂は先に売却した備品の代金を受け取ったというシチュエーションで考えてみます。
現金は「資産」です。売却代金を受け取ったので、資産は増えます。というわけで、「資産」増えたの位置は基礎文法をみると、「借り方」にあります。
したがって、左側の勘定科目に「現金」、金額に「500」と記入します。
未収入金は「資産」です。備品の売却代金を現金で受け取ったので、債権である未収入金は消滅します。というわけで、「資産」減ったの位置は基礎文法をみると、「貸し方」にあります。
したがって、右側の勘定科目に「未収入金」、金額に「500」と記入します。
【4】商品を受注時、手付金を受け取ったよ❕
(前受金)
上図の仕訳において、ブンポゥ堂はカイシャク塾からガンバルノート(商品)の注文を受け、カイシャク塾から現金で手付金(=内金)\100を受け取ったというシチュエーションで考えてみます。
手付金(=内金)を受け取るというのは、勘定科目では「前受金」になります。これは後で商品を売り上げた際、販売代金の一部になります。
現金は「資産」です。手付金(=内金)を現金で受け取ったので、資産が増えます。というわけで、「資産」増えたの位置は基礎文法をみると、「借り方」にあります。
したがって、左側の勘定科目に「現金」、金額に「100」と記入します。
前受金は「負債」です。手付金(=内金)として受け取ったので、このお金は後で購入代金に補てんされますので、債務であり、負債が増えます。というわけで、「負債」増えたの位置は基礎文法をみると、「貸し方」にあります。
したがって、右側の勘定科目に「前受金」、金額に「100」と記入します。
【5】商品を売り上げ、手付金から
販売代金から差し引いたよ❕(売掛金)
上図の仕訳において、ブンポゥ堂はカイシャク塾にガンバルノート1冊\100(売価)、合計5冊\500を売り上げたというシチュエーションで考えてみます。
前受金は「負債」です。手付金(=内金)として受け取った\100は販売代金から差し引きますので、債務は減ります。というわけで、「負債」減ったの位置は基礎文法をみると、「借り方」にあります。
したがって、左側の勘定科目に「前受金」、金額に「100」と記入します。
ガンバルノートは商品です。そして、定型句として「~売り上げた」とあります。加えて、代金は月末受け取り、つまり後受け取りです。
したがって、ここで使用する勘定科目は、未収入金ではなく、売掛金ということが分かります。
売掛金は「資産」です。売掛金は購入代金を後で受け取るもので債権であり、資産が増えます。というわけで、「資産」増えたの位置は基礎文法をみると、「借り方」にあります。
なお、販売代金は\500ですが、前受金\100を受け取っているので、その分を販売代金から差し引きます。
したがって、左側の勘定科目に「売掛金」、金額に「400」と記入します。
売上は「収益」です。商品\500を売り上げたので、収益が増えます。というわけで、「収益」増えたの位置は基礎文法をみると、「貸し方」にあります。
したがって、右側の勘定科目に「売上」、金額に「500」と記入します。
【6】月末になり、販売代金を受け取ったよ❕
(売掛金)
上図の仕訳において、月末になり、ブンポゥ堂はカイシャク塾から売掛金\400を、現金で受け取ったというシチュエーションで考えてみます。
現金は「資産」です。売掛金を現金で回収したので、現金が増えます。というわけで、「資産」増えたの位置は基礎文法をみると、「借り方」にあります。
したがって、左側の勘定科目に「現金」、金額に「400」と記入します。
売掛金は「資産」です。売掛金は販売代金を後で受け取る債権であり、現金を受け取ったので、売掛金は消滅します。というわけで、「資産」減ったの位置は基礎文法をみると、「貸し方」にあります。
したがって、右側の勘定科目に「売掛金」、金額に「400」と記入します。
以上で「未収入金」と「前受金」に関する仕訳をおわります。
Success is going from failure to failure without a loss of enthusiasm.
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