たすき 活動報告 inCambodia | アジア教育支援グループたすきの公式ブログ

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アジア教育支援グループたすきは、学生を主体とした海外ボランティア団体です。カンボジア、ミャンマーに、小学校を基本とした義務教育の支援やそのこどもたちの交流を行っています。

こんにちは!柴田です。



メンバーが現地での活動を終え、無事に帰国いたしました!



わたしは、2/27に出発し、28~3/5まで滞在して6日に日本に戻ってきました。



今回でカンボジアに行くのは3回目で、「坂野カップ」のプロジェクトリーダーとしての務めもあったので、

またカンボジアに行けるという喜びとともに、今までとは違う責任の重さやプレッシャーを感じていました。



紆余曲折しながらも、半年間の準備を進めてこられたのは、やはりわたしがカンボジアが大好きで、「支援をする」というよりも、わたしが彼らからたくさんのことを学ばせてもらうからだと思います。





改めて、よりカンボジアと日本が近付いていけたらなあと感じました。



そして、今回は関西カンボジアフェスティバル・Ready for?・募金活動など、さまざまな場でご協力いただいた皆様のおかげで成り立っているんだとも強く思いました。



本当に、ありがとうございました!



わたしからは、主に担当であった2校の小学校への物品支援「坂野カップ」について、報告させていただきます。



メンバーが合流した日の翌日(2/28)の朝に、プノンペンから約3時間ほどかけて2校の小学校(DAUN SDEURNG《ドン スラング》小学校とWAT THLORK《ワット スローク》小学校)へ向かいました。



予定ではDAUN SDEURNG小学校→WAT THLORK小学校の順に訪問する予定でしたが、到着時間に遅れが出てしまったので、急遽変更して、WAT THRORK小学校でDAUN SDEURNG小学校の副校長先生にも来ていただいてお話を伺う、という形にしました。



この日の訪問の目的は、

①2校の小学校の生徒数の増減などの現状把握

②DAUN SDEURNG小学校の支援(3年契約)の更新について

③WAT THLORK小学校での「坂野カップ」の最終確認

でした。


まず、DAUN SDEURNG小学校の方では、



生徒数216人【1年生84人、2年生31人、3年生27人、4年生28人、5年生27人、6年生7人】です。

学年に分けて支援する物資や品数は変えています。

今回は、1,2年生【薄めのノート1冊、鉛筆1本】、3年生【厚めのノート2冊、青ペン1本】、4年生【厚めのノート2冊、青ペン赤ペン1本ずつ】、5,6年生【厚めのノート3冊、青ペン2本赤ペン1本】としました。

(カンボジアでは、青が公式な場で用いる色だそうです。)



1年生の数が圧倒的に多いので理由を尋ねたら、この小学校のこどもたちが勉強熱心で、日本カンボジア友好学園(エリート校)への進学率が高く、人気が出ているからだそうです。

進学率が上がった理由は、教育熱心で優秀な先生が赴任してきたからとのことでした。

やはり、教育水準を上げるためには、教師の質がとても重要なんだと思いました。

「教育者の教育がカンボジアの発展向上のためには必要不可欠」ということを、今回たくさんの方にお会いしてお話をうかがって、感じたことでした。



職員用の物資も不足していました。

そのため、【青ペン50本、チョーク(白)40箱、マーカー(様々な色の入ったもの)10箱、摸造し30枚、大きめの記録用のノート8冊、A4の紙1束、ホッチキス1つ針2箱】



また、乾期で井戸の水が出ないようで、小学校近くの池の水を浄水器に入れて飲んでいるということでした。

そこでフィルターを確認したところ、だいぶ汚れていたので、フィルターの換えも支援することにしました。



この小学校に支援を始めた当初は、ごみ箱もなく、地面に好き勝手にごみを捨てていて、その環境でこどもたちが勉強するという状態でした。カンボジアではごみをごみ箱に捨てるという習慣がありません。大人たちが捨てるのでこどもも同じようにします。わたしたちはこどもがきれいな環境で勉強できるようにと、ごみ拾いの習慣化をお願いしてきました。以前と比べてだいぶ改善されたと思います。近くのお寺にしかごみ箱がなかったので、じょうぶなごみ箱も支援することにしました。



それから、以前直したトイレ二つのうちのひとつが、鍵が壊れたせいで便器も壊されてしまったとのことでした。トイレ一つではこどもたちの人数と釣り合わないので、修復をすることにしました。


多くのこどもたちが毎日学校に通い、中学校への進学率も上がってきています。

しかし他の大きな団体からの支援などはなく、勉強するための物資がなくてはせっかくの良い傾向を邪魔してしまうので、契約の更新を決めました。







次に、WAT THLORK小学校です。(支援2年目)こちらの学校の方が貧しい家庭のこどもが多く中学校への進学率も低いです。



生徒数は、235人【1年生40人、2年生75人、3年生31人、4年生39人、5年生29人、6年生21人】です。

こどもたちへのノートなどの配布数は上記のとおりです。



こちらの学校も職員用の支援も行いました。

【チョーク(白)40箱、(色)12箱、A4の紙4束、マーカー10箱、摸造紙30枚、プラスチック(展示物や教科書などのカバー用)5㌔、ホッチキス1つ針2箱、厚めのノート40冊、青ペン20本】



また、1年生などにクメール語のひとつひとつ(アルファベットのような)をまとめたものを国語の指導用に支援しました。



この小学校へは去年の10月より、読み聞かせの授業のために本や絵本を寄贈してきましたが、新しい本が欲しいということで、新たにレジェンドの本を10冊寄贈しました。

そして、この小学校にあった本を50冊程度、DAUN SDEURNG小学校へ回すことにしました。もともと、カンボジアには読み聞かせという習慣がないため、WAT THLORK小学校では先生方にお願いして授業のひとつとして取り入れていただきましたが、DAUN SDEURNG小学校ではこどもたちがより勉強熱心で本や絵本を自主的に読むため、本を渡して保管については徹底をお願いし、こどもたちにたくさん読んでほしいと伝えました。

定期的にこの2校間で本の入れ替えをしていこうと考えています。



また、こちらの小学校にも浄水器のフィルターの交換用の支援も決めました。

そして、ごみ拾いも続けているとのことでしたが、ごみ箱が近くのお寺にあるだけで、小学校では穴に集めて燃やしているだけということだったので、前者と同様にじょうぶなごみ箱の支援も決定しました。





2校の小学校で、上記の支援にかかった費用は、約450ドルです。今回は、こどもたちに必要なもの以外のものも、メンバーで話し合って経費との兼ね合いも見ながら支援の可否を決めました。



支援を今回は見送ったものもあります。たとえば、窓の鉄格子を直したい(100$程度必要)と言われました。教室に浄水器を置きたいのだが、盗まれる恐れがあるため職員室に保管せざるを得ず、自由に手軽にこどもたちが水を飲めない、というのが理由でした。「たすき」はもともとインフラ整備は行わず、100ドルという金額もわたしたちにとって大きなものです。そのお金を他のこどもたちのノートやペンに使ったほうがいいのでは・・わたしたちは考えました。そこで、当番制で授業前にこどもたちが浄水器を職員室から教室に運び、業後に再び職員室に戻して保管するというシステムを作ってはどうかと提案しました。



すぐに購入できるものはプノンペンのマーケットなどで、28日に戻ってきてからと、29日に買い出しを行い、すぐにできないごみ箱やトイレなどはプノンペンにいるメンバーのChamnaさんに手配をお願いしました。



皆様からご支援いただいたお金を使わせていただくため、以前より一層お金を使うことに緊張を覚えました。そして本当に感謝の気持ちでいっぱいです!ありがとうございます!!

写真についてもあとでアップさせていただきたいと思います。


長くなってしまったので、「坂野カップ」については次に報告します。



読んでくださって、ありがとうございました。







柴田