日韓関係の改善なるか? 韓国大統領選挙終了
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昨日の韓国大統領選挙、選挙前から与野党候補の接戦が伝えられ、直前に野党候補の一本化。保守系候補の圧勝かなと思ったら、革新系に危機感が働いたのか、ネイバーの開票速報を見ていたら、夜中の1時を過ぎても当確が出ず、朝になって保守系候補が勝利宣言。稀に見る接戦でした。投票率も77%と高い。
5年に一度の大統領選挙を現地で体験することはかなり難しいですが、ソウル事務所長が、投票所の様子を伝えてくれたので、写真を借ります。
と言っても、選挙権はありませんので、投票所の外の様子です。
今日(3/9)は5年に1度の大統領選挙の日だ。昨日は、市庁広場や清渓川広場で最後の集会が大盛り上がりで行われていたらしい。いつもはPCR検査の臨時検査場になっていた所だったのだが。
大統領選挙の日は韓国では祝日扱いで休みになる。5年に1回のことなので、事務所近くの投票所を覗いてみた。
韓国の選挙、特に大統領選挙は直接選挙で、国民の関心も高く、85%が必ず選挙に行くというので、今日は多くの人が投票所に出向いたはずだ。
しかし、我が事務所の近くの投票所に行ってみたが、朝8時半頃の時点で誰も投票に来ていない。投票は朝の6時からやってる。ずらっと並んでるイメージだっなのだが。事務所がビジネス街なので住んでる人は少ないということなのかな。清渓川沿いの投票所も行ってみたが、同じく誰もいなかった。住宅街ではないからな。
19時半になり、投票が締め切られた。出口調査では超僅差となっている。今日の何時に決まるのかな。そもそも、すんなり決まるのかなというのもある。
ちなみに今日発表されたコロナの新規感染者数は34万人。防疫対策が選挙前にだいぶ緩和された。
医療関係者の皆様、本当に本当にお疲れ様です。
ソウル事務所があるのは明洞。さすがにこの近辺に住んでいる人は少ないでしょうが、投票所は飲食街の中にあったそうです。
小公洞住民センターが投票所となっています。とはいうものの、中の様子をうかがい知ることはできず、人の気配もあまり感じません。投票所は6時から開いています。この写真は8時半頃。しばらく見ていましたが、誰も来なかったそうです。
小公洞第一投票所。共通部分は印刷されていて、そのほかは手書き。合理的です。日本の投票所はどうだったかな?最近は期日前投票しかしていないので。
候補者のポスター、そしてテントがあります。
これは投票ブースのようです。なぜ、外にあるのか?コロナだから?感染者用?
この写真はある資料館にあった写真です。今回の選挙のものではありません。投票用紙の作りとしては、名前がずらっと書いてあるようです。
名前の隣の欄にこのスタンプで丸印をつける方法ですね。
なるほど、なぜ選挙運動で記号番号と名前を連呼するのかわかりました。
名前を書かなくて良い、スタンプ式だと、候補者を選ぶというより、番号を選べばよい。極端な話、文字が読めない人でも、数字さえわかれば投票が可能です。
投票所には、棄権した候補者についての貼り紙があります。事前の調査では3番目に人気のあったアン・チョルス候補が立候補を辞めたとあります。あともう一人辞退した人がいます。
こちらは清渓川沿いの投票所で、ハンファグループのビルの1階が投票所になってました。
日本の投票所は、学校、公民館、住民センターなど公共施設が多いですね。韓国では民間企業の社屋も投票所となるのですね。
ここ日の最高気温は15度。もう、ソウルは春ですねぇ。散歩している人が増えてきたそうです。この川の上にあるのは、選挙広報です。投票しましょうと。
投票しましょうという選挙広報。韓国ではそもそも投票率が高いせいか、投票率向上のための選挙広報はあまりなかったそうです。今回の大統領選挙も、事前の調査では、85%の人が投票に行くと答えていたので、広報する必要もないでしょう。
これは住宅街。階段の先に小さな矢印が貼られています。
そして、その矢印の先は、梨花女子中学校だそうです。
投票率は、予測よりは低いとはいえ、77%と驚異的です。
野党の候補が一本化されたのに、こんなに伯仲しているのは、革新系に相当の危機感が働いたためでしょうか。
韓国は、もともと西側の全羅道は革新系の地盤、東側の慶尚道は保守系の地盤ですが、今回の選挙でもそれは生きていて、全羅道と光州市は与党候補の圧勝でした。
新政権の発足まではまだ時間がありますが、韓国は、大臣を任命するときもある聴聞会で身内の悪事が暴露されることもありますので、まだ目を離せません。
政権交代により、日韓の関係も改善に向かうのか、注視していきたいと思います。
by aero-K