こちらは3月18日に行われる、「ルドルフ・エーヴァーハート・コレクション」オークションのカタログです。
目玉はやはりナネッテ・シュトライヒャーのダウンストライキングアクションのフォルテピアノ(ネームプレートは失われているようですが、この構造はナネッテが開発したものです) で、これは非常に貴重な楽器であることと、メンテナンスが非常に難しいので基本的には博物館や修復家など専門家が対象の楽器です。カタログの予想価格の10倍の値段でもそれだけの価値がある楽器です。
一方、例えば、出品番号46番の「グラーフの名前が書かれたフォルテピアノ」(実際にはグラーフの作品ではないとオークション運営元も説明しています。デザインの様式・構造などがグラーフではありません)などは、入札が不調に終わり、売れ残る可能性もある気が私はいたします。
https://galerie-moenius.ch/wp-content/uploads/2023/01/galerie_moenius_katalog_auktion_28.pdf