今回のゴールデンウィークはいろんな方とお会いしました。

 

29日にはロンドンのチェンバロ奏者小川麻子さんにお会いしました。

帰国中の貴重なお時間を

私に割いてくださり

感謝。

 

イギリスの話題、日本の話題と

いろいろお話が弾みましたが

なんか私ばかりダラダラ喋っていたような気がして

後から猛省。猛省。。。

 

今回の帰国コンサート開催の経緯をお伺いして、

また私のフォルテピアノのこともお話ししていると、

つくづく、人生ってどこでどんな出会いがあるかわからないな、と思ったところです。

 

また、日本あるいはロンドンでお会いしましょうと約束して

小川さんはその日のうちにロンドンへ。

 

戦争でロシア上空の迂回が始まってどんどん遠くなってしまうヨーロッパ

でも、こうしてお会いできる方がいるだけで

ほんとに心の支えになります。

 

 

 

そして30日には

5月14日で閉店のベラルーシ料理「ミンスクの台所」へ。

前日なんとか予約が取れました。

 

1人6000円の予算は、今の厳しい家計状況では大変だったけれど

ちょうどよくSuicaに入金できるポイントの残高を発見

何とか予算を確保できました。

 

2時間の食事時間がこれほど楽しい、と言う事はなかなかないです。

これってやっぱり音楽と同じで、お食事を介して、その時間を経験するんですよね。

 

2018年、とある会合で行って以来、

もう一度、今度は母も一緒にと思って、誰かと会食する機会を待っていましたが

なかなかそんな機会はないままに

コロナに、そして戦争に。

慌ててお別れに行くことになりました

 

お店の方はきっとお辛いと思います。

店長のヴィクトリアさんのお話を聞いて

母と私は泣いてしまいました。

 

そしてその晩、

前日から気配はあったのですが

目眩が出てきました

そういえば以前ミンスクの台所に行った時も原因不明の胃の不調がありました。

 

 

そして翌5月1日

ちょっと無理をして

立川での山梨古楽コンクール本選へ。

 

「古楽にコンクールは不要」と思っていて

普段は無視しているこのコンクールですが、偶然Twitterを眺めていたら

弘前から村田恵里さんが本選に出場されるとの事

それだったら応援に行かなければ、と慌ててお出かけました。

 

弘前では演奏を聞いたこともないし、会ったこともない村田さんですが

東京に来てから、今先生とのフォルテピアノの話題で村田さんが頻繁に登場するようになり

今回、こうして東京でちょっとだけですがお会いしました。

 

古楽器って東京を中心とした業界人に固められちゃってる印象があります

地方で気楽に弾ける機会なんてまずありません。東京でもお付き合いがないと難しい。

 

そんな中で、レッスンのために横浜に通いながら

オリジナル楽器を自分で持って

弘前でフォルテピアノに挑戦している村田さんを尊敬します。

 

こうして地元のことを考えると

黒石にあった私の家の座敷なら

フォルテピアノ5台は入るんだよね、と

考えてしまいます。

 

東京だと、よほど高級なおうちでないとなかなか入らない。この辛さ。

 

でも、私の周囲の人はなぜか、慶応大学病院に通うために毎月東京に行くことにすごい嫌悪感を示したし

当時、弘前ではチェンバロにもフォルテピアノにも触れられなかった。

実はチェンバロはあったのですが。。。

 

尤も、私の楽器も

東京の業界人の先生方のお世話ではなく

大阪のイギリス人コレクターさんの協力で自分でメールを書いて頑張ったのですが

始まりは調布でのレイチェル・ポッジャーのコンサートでしたから

やはり私が東京に移住して調布に住んだことが大事なのでしょう。

 

 

私の人生って

素敵な出会いもたくさんあったけれど

 

それ以上に貧乏くじをひいてきた時間が非常に長かったです

 

でも最近は嫌なことも多いけれど

大きな被害は受けずに

それ以上にこんな楽しい出会いがあります

 

なんか微妙に調子が悪かったですが

普段とは一味違った連休でした。