サンデーフラ
今回は、アロハオエです。
アロハオエとは、ハワイの別れの歌です。ハワイ王国最後の女王リリウオカラニが、獄中で王国との別れを惜しんで1890年代につくったという俗説がありますが疑わしいです。
しかし女王の作である可能性は残されており、少なくとも1877年付けの自筆メモで裏づけられています。
作詞・作曲の動機として「女王がパリ(ハワイ語で崖(がけ))を越えて乗馬の旅から帰る途上で目撃した恋人たちの別れの抱擁(ほうよう)」があげられることもある。ともかく初めは単なる恋歌としてつくられたにもかかわらず、葬儀のときに別離の歌として歌われるのを聴いて、女王自身驚いたというエピソードも伝えられています。
いずれにしろ、その後、出帆、旅立ちなどさまざまな別れの場面で歌うことが多くなり、国際的にも広く親しまれています。