■年金支給開始年齢の引き上げは、制度の前提条件だった人口増加・経済成長がストップして、人口が減少の一途を辿るのはほぼ確実である以上、止むを得ないと思います。


しかし、社会保障費の抑制とともに、行政のスリム化ももちろん必要だと思います。


現在の社会保障は、複雑怪奇・奇妙奇天烈・天下りと利権の温床多数な制度となっており、関係者による中抜きが多く、且つ配分が不透明な制度となっています。その分だけ、国民に給付される社会保障の金額が少なくなっています。


制度を複雑にすればする程、申請を受理する部門、審査する部門、出金管理部門、総務的なバックオフィス部門、他の組織と調整を取る部門と、数多くの組織が必要になり、制度の管理・維持コストは膨らんでいきます。

その分だけ国民が不利益を被っています。


シンプルな社会保障制度は、官僚に許認可の権限がなく、各種年金のように基金のような組織(天下りと利権の巣窟)を作ることができず、仕事の発注先の民間企業に恩を売って、天下り先を作ることもできません。


すなわち、国の組織や事業を絡ませないと、関係者の利権が発生しません。したがって、官僚や国の受注で潤っている民間人はシンプルな社会保障制度に強く反対します。



■そもそも論として、社会保障の申請手続きが十分に周知されない現状は、「不払い」でしょう。数年前に吹き荒れた保険会社の不払い問題の多くは、保障対象なのに申請がないから黙っていたケースです。同じ基準を当てはめれば、文句なしに該当します。


生活保護が増加しているそうですが、予算が枯渇して厳しい自治体では、本来は受給可能なのに難癖つけて申請を却下する「水際作戦」もあるそうです。


また、年金を受給している人は、それを理由に生活保護は門前払いになるそうですが、年金よりも生活保護の方が受給額が大きいケースもあります。ここらも矛盾に満ち溢れています。


天下りと利権、矛盾に満ちた複雑な社会保障制度を、できる限りシンプルにしていくのが望ましいと思います。



■年金で例えると、厚生年金・共済年金を廃止して国民年金に一本化し、3階部分は、多種多様な制度を確定拠出年金(個人型)に一本化するようなシンプルな形式がいいと思います。


つまり、「国民年金(※加入は義務)+確定拠出年金(※加入は自由)」という形です。


国民年金に全国民が加入し、国民年金だけでは足りないと考える人は、確定拠出年金に加入し、税制優遇の元で積み立てる形式です。


もちろん、これまでの支払い・受給の移行期間など諸々の問題があり、これは難しい面もあるでしょう。


しかし、方向性としては、社会保障全般において、複雑怪奇な制度をできる限りシンプルにしていくのが、大多数の国民にとって望ましいと思います。


例えるなら、大手生保の複雑怪奇で割高で生保レディーの人件費が上乗せされている保険ではなく、共済やネット生保・ダイレクト生保のシンプルな保険が望ましいのと同じ原理です。



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