オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

 


【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。
 
【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】

歯科用顕微鏡歯科衛生士naomiですニコニコnaomi's診療風景乙女のトキメキ


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皆様、すっかりご無沙汰のブログとなっておりますあせる

先日、10月の末日から11月初旬にかけて、オランダハーグで行われたWHFSS(世界滅菌業務会議)に参加してきましたニコ

 

行ってきた報告はこちらもでしました☆

 

こちらのブログはお勉強ブログなので学会で感じた事を簡潔にまとめて書いて見たいと思います!!

 

今まで、海外の視察は行った事がありましたが、国際学会への参加は初めての経験でしたニコ

 

今回の内容

 

Session1 Endscopes(内視鏡)

Session2 Legislation and standards(法律と標準)

Session3 Cleaning and disinfection(洗浄と消毒)

Session4 Sterilization(滅菌)

Session5 Design of medical devices(医療機器の設計)

Session6 Continous improvement of the CSSD processes part1

Session7 Continous improvement of the CSSD processes part2

Session8 Education(教育)

Session9 Miscellaneous(その他)

 

大まかに私の感想を述べますと、

 

・内視鏡の洗浄、消毒、滅菌は現在世界的なトピックスである。

・どこの国でも教育は大切でありその教育方法はどこの国でも悩むテーマである。

・原理原則には違いがないのでしっかりとした洗浄、消毒、滅菌の基礎知識を抑える事が必要(重要)である。

・医療機器の進化が加速してくるだろう。この急速な医療機器の変化に再生処理の現場はどう対応して行くか?今後ますますの課題となるだろう。

 

と言ったところでしょうか?

 

世界が日本よりも優れているとか、劣っているとか、今はもうそういう時代ではなく、各国がエビデンスをもとに、原理原則を踏まえて、その経済的状況や環境に合わせた法整備をして行くという時代だという事を感じました。

 

これは以前より思っていますが、海外のやり方(How to)を持ってきたところで、医療経済や医療環境が違うのでそのままの適応は難しい。いかに良い点を取り入れて日本に落とし込んで行くかという事が大切です。

 

海外に行ったから凄いとか、偉いとかとかくそう言われがちですが、行くのは誰でもできて、持ち帰った情報をいかに現場に役立てるか、役立てられる人は本当に凄い人なのだと思いますニコ

 

以下は Bio inspired medical devices Paul Breedveld, The Neterlands さんの発表のスライドです。

 
↑登壇の様子

 

 

BITE, the ‘Bio-Inspired TEchnology’ research group のWeb siteです。生物からインスピレーションを得ての開発がとてもユニークな発想だと思いましたし、よく動きを観察しているなと感心しました。

 

Web上で動画を見る事ができますのでご興味のある方はぜひご覧ください。

 

それから3Dプリンターによる臓器の模型の活用も今時ですね。こちらもクリックすると動画があります。

 

動きは凄いと思いますが関節部分がとても複雑です。私は洗浄する側なので、この複雑な部分の洗浄は果たしてできるのか?と思ってしまいました。

医療機器の開発と機器の再生処理には表裏一体です。複雑化すればするほど再生処理は難しくなり、コストの問題もありますしとてもジレンマですショボーン

 

別な側面としてこの複雑化した機器を人間が使いこなせるのか?というものあります。危機はどんどん進化し、使い方を習得したと思ったらまた新しい者へ...となると使う人間の方が追いつきません。これは手術用器材ですからね。人間の命がかかっているわけですから、使えない、失敗したでは済まされない問題となります。

 

未来は明るくもあり大変複雑です(笑)

 

またRedefining Visual Inspection for Medical Devices. Stephan M. Kovach, USA さんの発表ニコにも大変衝撃を受けました。

 

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サクション(吸引管)の内腔です。

 

image

 

 
 

内腔の洗浄が難しい事は理解していましたが、何しろ写真がクリアでそして大きくインパクトが凄い!私たち歯科はいつもサクションを使用しますから。考えなければいけないですねあせる

 

ただ、一般診療に使用する太さのものは、ブラシが通りますからね、全ての管腔がいけないというわけでなく、用途や汚染度、洗浄のしやすさなど検証しなければいけない事がたくさんあるという理解ですニコ

 

この辺りが私の今回学会参加した思い出というところでしょうか。

 

さて、これを今度は私たちの診療や現場の話をして落とし込まなくてはなりません。

 

今はスタートに立っただけという感じでしょうか。今後この知識をまた生かして行ければと思いますニコ