うちの両親は私が13歳の時に離婚しています。






この時すでにお互いに相手がいて、母は家を出て今の父と暮らすようになりました。







離婚してしばらくは私は実父の元で暮らしていましたが、程なくして新しい奥さん?彼女?が出入りするようになり、あまりにも母とタイプが違い過ぎて、私には受け入れられませんでした。









やがて一緒に食事を取るのも苦痛になり、14歳で家を出て母の元へ行きました。
受け入れてくれた現在の父には感謝しかありません。







その後、時々は実父と連絡を取ったり会いに行ったりしていました。







やがて実父と奥さんの間に新しく子供が産まれ、実父に会いに行った時に家には上げられず、玄関先で立ち話をしました。






当時、私は20歳だったのですが



「お父さんは自分が好きな人とその周りしか大切にしない人なんだ」



「お母さんの事は好きじゃ無くなったから、もう私達は大切にされないんだ」



「子供が少し大きくなったら、私の事は迷惑になるだろう」




そんな風に思って、会いに行くどころか連絡すらしなくなりました。







20歳で社会人になった私は毎日がどんどん過ぎていき、実父と連絡を取らず、実父からも連絡はありませんでした。







自分が32歳で結婚した時・・・
第一子が産まれた時・・・
第二子が産まれた時・・・






連絡しようか悩みましたが・・・しませんでした。
祖父母(母方)のお墓が田舎にあり、実父も同じ地域に住んでいるので、田舎に行く度に頭によぎったりもしましたが、それでも連絡することはありませんでした。






向こうにはきっと私の存在を知らない家族がいるから。
というのが一番の理由でした。






それがふとこの頃、無性に気になるようになりました。






下の子の保育園も決まって、職場復帰を目の前にして、バタバタする前に。。。と思ったのかもしれません。






でも20年近く連絡すらしていなかったので
どうやって?
突然会いに行く?うーん。。
家に電話する?誰が出るかわからんやん。
ケータイに電話する?つながるのか?
店に電話する?(自営業です)







散々悩み、ケータイに電話することにしました。
でも迷惑がられて出なかったらどうしよう。
とりあえず1回だけ掛けてみよう・・・







かなり緊張しながら消してなかったケータイ番号に電話をかけると、呼び出し音が鳴り





「もしもし○○です」と実父がでました。







「もしもし。大変ご無沙汰しております。」と言うとわからない様子の実父。




「●●です」と名乗ると




驚いたように「あっ・・・あぁ。。」と返ってきました。





「お元気ですか?お久しぶりです(笑)」と、言うと






「元気やで」と優しい声で返ってきました。






「今お話しても大丈夫ですか?仕事は?」とたずねると






「仕事中やし、後で掛け直すわ」との事でした。






ただ仕事が終わる頃はきっと私が家事や子供の世話でバタバタしてると思い、22時頃に改めて電話をすることになりました。







子供を寝かせて22時過ぎに再び緊張しながら電話を掛けました。





すぐに出てくれました。




「特に何かあったわけじゃないんですけど。。どうしてるかな?と思って連絡しました」と伝え、それからは結婚して子供がいることや、母や今の父にも良くしてもらってること、その他近況を話しました。






母が今の父と離婚せずにいることに驚いていました。
驚くのもわかる。。。(笑)






実父側の子供は現在は20歳と18歳だそうで、私達の存在は知らないそうです。
そうだろうと思い、これまで連絡しなかった事も伝えました。




母との共通の知人から私が結婚して子供が居るのは聞いていたそうです。







私が小さかった時の夢を時々見ると話していました。








音楽の話(洋楽含め音楽が好きだった実父)になり、yellowmonkeyが今でも好きな事を伝えると、yellowmonkeyが解散して、活動再開した時に私が好きだった事を思ってたと話していました。







いつでも連絡してくればいいし、いつでも来たらいい。と実父は言いました。







あぁ。忘れられてた訳じゃなく、ちゃんと心の中には置いていてくれていたんだな。。。と思いました。







実父も還暦を過ぎ、歳もとって連絡を取らなくなる前と変わったのかもしれませんが。。。。




それはお互い様ですね。。




4月半頃、仕事復帰する前に一度会いに行こうと思います。




私を見て「誰かわかるかなぁ(笑)」なんて実父は言っていました。(笑)







会いに行くまでに少しダイエットしとこ。。(笑)






振り返ってみると、色んなことが事が鮮明に甦り、20年があっという間で驚きました。


実際20年も経っている実感はありません。。


実父は40歳から60歳の20年はもっと早い。(笑)
と言っていました。(笑)







ちょっと濃いブログになってしまいましたが、この時の事を忘れないように綴りました。。。







電話してる最中、ずっと同じ部屋に居たうちの パパ。

1時間半ほど話して電話を切った後、
「優しいお父さんなんやなぁ。。嫌やったらこんな長い事話さへんもんなぁ。。嬉しかったんやろなぁ」


と言っていました。



「ってか、20年ぶりとか凄いな!」
と酔ってるせいか、少し興奮気味でした(笑)




「子供達の面倒は見るからに、いつでも会いにいっておいで〜」と言ってくれたパパでした。ありがとう!ウインク