【LION Trapper SP】
〈粒高ラバー〉
紫 OX
サイズ 縦169.5mm×横169.5mm
パッケージ開封前 58.5g
全開封後 22.8g
カット後重量 17.1g (縦162mm×横160mm)
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.75 (17.1g÷22.8g)

〈シート厚〉
ベース 0.3mm程
粒の高さ 1.55mm程
トータル 1.85mm程

〈粒形状〉
粒の高さ 1.55mm程
粒直径 1.55mm程
アスペクト比 1.0程
円柱

〈粒間隔〉
縦 3.105mm程
横 1.123mm程
斜め 1.140mm程
合計値 5.368mm程 (低め)

〈粒配列〉
横目

〈粒表面の布目〉
あり

MADE IN CHINA


(フリースペース①)
LIONから販売されている中国製粒高ラバー。
粒の高さは1.55mm程。
粒直径も1.55mm程。
アスペクト比は1.0程。
粒形状は円柱で、粒配列は横目。
粒間隔の合計値は低めで、粒間隔は少し狭い。


①シート硬度及び粒硬度 7 (やや硬め)
シート処方はやや硬めだと思いました。

②粒の曲がりやすさ 4.5 (ほんの少し曲がりにくい)
粒形状は円柱ではありますが、
粒はやや硬めで、粒間隔が少し狭い影響も現れる為か、粒はほんの少し曲がりにくくなっていると思いましたので、評点は4.5点に。

③シート重量 4.5 (ほんの少し軽め)
OXのラバーとしてはほんの少し軽めの数値が出る。

④難易度 7.5 (比較的扱いやすい)
このラバーの特徴としては
◆シートや粒の硬度はやや硬め。
◆粒間隔は少し狭い。
◆シートの弾みは粒高としては弾みすぎず弾まなすぎず中間くらいですが、飛距離は少し伸びが良い印象。
◆ボールの減速はまずまず効いてくれる。
◆球離れはやや早め。
◆打球感はやや硬め。
◆衝撃減衰効果は高過ぎず低過ぎず。
◆弾道はやや弧線弾道気味になりやすく、弧線も作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
◆シートの引っかかりは良く、ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプではない。
【回転影響の受けにくさ 9.5】粒高としては相手の回転の影響は受けやす過ぎず受けにく過ぎず。

等の特徴があると思います。


シート硬度及び粒硬度は普通よりやや硬めな感じ。
ボールの弾力の強さは粒高としては弾み過ぎず弾まな過ぎず中間クラスで、飛距離の伸びは少し出やすい。
ボールの減速はまずまず効いてくれる。
ボールの軌道のブレは少し生じにくい。

弾道はやや弧線弾道気味になりやすく、弧線は粒高の中では作りやすい。
ラバーの高弾道性もやや強め。
衝撃減衰効果は高過ぎず低過ぎず。

打球感はやや硬めで、
球離れもやや早めではありますが、
ボールコントロールに支障をきたす程球持ちが悪いわけではない。
シートの引っ掛かりは良く、ボールの滑り落ちが発生しやすいタイプのラバーではない。

球離れがやや早めな面はあるものの、
ボールの軌道と長短のコントロールは良好で、ラバーの高弾道性もやや強めで、使い手に優しい要素が多い。
ラバーの扱いは粒高ラバーとしては比較的扱いやすいと思いましたので、難易度の評点は7.5点にしました。


(フリースペース②)
キレや変化量に関しては
自分から回転を作る際の回転発生の成功率はやや高い。
最大回転量はOXの粒高ラバーとしては中々高い。
しかし、回転量を伸ばすにはやや早めの球離れの早さに負けずに強いインパクトを起こす事が必要。

【変化の強さ 8】
ただボールを当てるだけだと相手の回転はほんの少し残ってくれる事が多い。
変化は粒高ラバーとしてはほんの少し弱い。
ナックル気味の球も少し出しにくい。


(フリースペース③)
Trapper SPは同社の粒高ラバーのTrapperと名前が似ておりますが、Trapperとは異なるゴム配合を用いて作られた粒高ラバーであると思われる。

また、粒形状や粒配列やシート硬度やベースの厚さも異なりますし、性能や球質も異なる。
Trapperのシート単体のボールコントロール性能は高過ぎず低過ぎずではありますが、Trapper SPはシート単体でも比較的扱いやすいと思える程のボールコントロールがあり、ボールコントロール性能も異なる。

一応、どちらも極端な扱いの難しさはなさそうではあるでしょうが、シート単体のボールコントロール性能はTrapper SPのほうが良好と判断。


(簡易まとめ)
LIONから販売されている中国製粒高ラバー。
粒の高さは1.55mm程。
粒直径も1.55mm程。
アスペクト比は1.0程。
粒形状は円柱で、粒配列は横目。
粒間隔は少し狭い。
シート硬度はやや硬め。

変化は粒高ラバーとしてはほんの少し弱い。
自分から回転を作る際の回転発生の成功率はやや高い。
最大回転量はOXの粒高ラバーとしては中々高い。
しかし、回転量を伸ばすにはやや早めの球離れの早さに負けずに強いインパクトを起こす事が必要。

ボールの弾力の強さは粒高としては弾み過ぎず弾まな過ぎず中間クラスで、飛距離の伸びは少し出やすいですが、ボールの減速はまずまず効いてくれる。
ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
ラバーの高弾道性はやや強め。
衝撃減衰効果は高過ぎず低過ぎず。

球離れがやや早めな面はあるものの、
ボールの軌道と長短のコントロールは良好。
ラバーの扱いは粒高ラバーとしては比較的扱いやすいラバーとなっていると思いました。

やや硬めなシート処方、OXの粒高ラバーとしては中々高い最大回転量、ややナックル気味の球質を出しやすい事、やや弱い変化、ボールコントロールの良さ辺りが特徴的ですが、
球離れがやや早めな点以外は、防御面において使い手に優しい部分が多い。
また、やや早めの球離れに負けずに、強いインパクトを起こす事で、キレや攻撃性の向上も見込めるラバーだと思いましたし、中国製のやや硬めの粒高ラバーとしても、最大回転量の高さやボールコントロールの良さを確保出来ているタイプのラバーだと思いました。