【STIGA  ホリゾンタル 20】
〈粒高ラバー〉
黒 OX
サイズ データなし
パッケージ開封前 データなし
全開封後 データなし
カット後重量 16.2g (縦162mm×横160mm) 
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 データなし

〈シート厚〉
ベース 0.3mm程
粒の高さ 1.6mm程
トータル 1.9mm程

〈粒形状〉
粒の高さ 1.6mm程
粒直径 1.6mm程
アスペクト比 1.0程
円柱

〈粒間隔〉
縦 3.141mm程 
横 1.136mm程 
斜め 1.136mm程 
合計値 5.413mm程 (低め)
【粒間隔の数値はホリゾンタル20(中)の数値を流用】

〈粒配列〉
横目

〈粒表面の布目〉
あり

〈STIGA公式の性能数値〉
スピード 63
コントロール 154
スポンジ硬度 20°±3 (STIGA基準)

〈日本オリジナル数値〉
スピード 5
スピン 7
コントロール 9
変化 6

MADE IN JAPAN


(フリースペース①)
欧州メーカー。
STIGAから販売されている
日本製の粒高ラバー。
元日本代表の塩野真人氏と共同開発した最新の粒高ラバー。
粒の高さは1.6mm程で、粒直径は1.6mm程。粒形状は円柱。
アスペクト比は1.0くらい。
粒間隔の合計値は低めで、粒間隔はやや狭め。
中間硬度付近のシートに柔らかいスポンジを組み合わせた横目の粒高ラバー。

(この記事ではOXの場合の検証結果を記載。)


①シート硬度及び粒硬度 5 (中間硬度)
ゴム質の硬さは中間硬度くらいと感じました。

②粒の曲がりやすさ 5 (普通)
ホリゾンタル20の場合、中スポンジ入りだと評点は7点(曲がりやすい)なのですが、OXの場合の粒の曲がりやすさはブログ内では中間記事の5点となる。

③シート重量 3.5 (やや軽め)
OXのラバーとしてはやや軽めの数値が出る。

④難易度 7.5 (比較的扱いやすい)
このラバーの特徴としては
◆シート硬度及び粒硬度は中間硬度付近。
◆粒配列は横目。
◆粒間隔はやや狭め。
弾みは粒高としてはほんの少し弱めで、飛距離の伸びも出やすいタイプではない。
◆ボールの減速は効かせやすい。
◆弾道は少し弧線弾道になりやすく、弧線はまあまあ作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
◆球離れはほんの少し早め。
◆打球感は少し硬め。
◆衝撃減衰効果はOXのラバーとしては高過ぎず低過ぎず。
◆シートの引っ掛かりは良く、ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプでなない。
【回転影響の受けにくさ 10】粒高としては相手の回転の影響は受けやす過ぎず受けにく過ぎず。

等の特徴があると思います。


弾みは粒高ラバーとしてはほんの少し弱めで、飛距離の伸びも出やすいタイプではない。
ボールの減速は効かせやすい。

ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
ラバーの高弾道性も少し強く、弧線もまあまあ作りやすい。

ほんの少し球離れは早めな気はするものの、球持ちはそこまで悪くはない為、球持ちは確保出来ている。

ボールの減速も効かせやすく、ボールの軌道のブレも少し生じにくく、ラバーの扱いを難しくするような特性はあまり見当たらない。
粒高ラバーとしては比較的扱いやすいと思いましたので、
OXの場合は難易度の評点は7.5点を付ける事にしました。
(ホリゾンタル20【中】の場合の難易度の評点は7点(扱いやすい))


(フリースペース②)
キレや変化量に関しては
自分から回転を作る際の回転発生の成功率はまあまあ高い。
最大回転量もOXの粒高としてまあまあ高い。

【変化の強さ 9.25】
ただボールを当てるだけだと相手の回転は少し残ってくれる事が多い。
変化は粒高ラバーとしてはほんの少し強め。
ナックル気味の球は出しにくい。

ホリゾンタル20(OX)のほうがホリゾンタル55(OX)よりもほんの僅かに変化が高い気もしますが、ほとんど差はない。
強いインパクトを起こす事で、キレと変化のトータルを伸ばしていける見込みがある。

また、
繰り出される球質は姉妹品のバーティカル20(OX)と近い。


(フリースペース③)
バーティカル20(OX)とはシートの粒配列が異なるものの、球質、弾力、コントロール、弾道にはそれ程大きな違いは個人的にはあまり感じられず、扱いにおける難易度も大体同じくらいで良いと判断。
シート部分の粒配列の違いの影響をどれ程感じるかは個人差があるとは思いますが、粒配列の違いによる性能の変動に関しては、個人的には大きな変動は感じませんでした。

また、
ホリゾンタル20のシートはホリゾンタル55のシートともかなり近い。
共にシートの光の反射率も低さがあり、シート表面は曇って見える。
しかしシートの光の反射率とシート硬度と弾道と球質に僅かな違いはあるとは感じはしましたので、細かな記述に微妙な違いも出しはしましたが、ホリゾンタル20のシートのほうがホリゾンタル55のシートよりもほんの少し硬さが抑えられていると思いましたし、シートの光の反射率の低さはホリゾンタル20のシートのほうがほんの少し低さは抑えられている。
細かなゴム配合の違いを出してるのか、ただ単に個体差の影響で性能に僅かな違いが出たのかは明確にはわかりませんが、性能はホリゾンタル55(OX)と完全一致まではいかないと感じましたし、ホリゾンタル20(OX)のほうがホリゾンタル55(OX)よりも回転発生成功率や最大回転量等のスピン性能と高弾道性の強さがほんの少し上回ると思いました。


(フリースペース④)
ラバーのスピード帯に関して

ホリゾンタル 20【OX】
弾み→ほんの少し弱め
飛距離の伸び→出やすいタイプではない

ホリゾンタル 20【中】
弾み→ほんの少し弱め
飛距離の伸び→出やすいタイプではない

となっている。

ホリゾンタル 20はスポンジを組み合わせても弾みと飛距離の伸びの出やすさはOXとあまり変わらない。

ブログ内の基準では、スポンジありとなしのどちらのほうがスピードがあるかは判断を下しかねるが、スピード帯に大きな違いはないと思われる。


(簡易まとめ)
粒配列は横目。
粒は中間硬度付近で、粒の高さは少し高めで、アスペクト比は1.0程。

弾みは粒高ラバーとしてはほんの少し弱めで、飛距離の伸びも出やすいタイプではない。
ボールの減速は効かせやすい。
ボールの軌道のブレは少し生じにくく、ボールコントロールも良好。
球離れほんの少し早めではあるものの、球持ちはそこまで悪くはない為、球持ちは確保出来ている。

自分から回転を作る際の回転発生成功率と最大回転量はどちらもOXラバーとしてはまあまあ高い。
変化も粒高ラバーとしてはほんの少し強め。
強いインパクトを起こす事で、キレと変化のトータルを伸ばしていける見込みがある。

OXの粒高の中でも比較的扱いやすいラバーとして、安心して使っていけるラバーなのかもと感じました。