こんばんは。あどりあなです。

なんかよくわからない展開になりました(まあ、ここのところずっと自分の思うようには事が運んではおりませんが)。

昨夜せっかく意気込んで帰宅したのに旦那さまが待てども待てども帰って来ず、私はずっと家の正面に駐めた車の中で待機していた(さすがに勝手に屋内には入れなくて)のですが見事に肩透かしを食らいました。

仕方なくホテルに泊まり、今朝から何度も電話をかけましたが応答がなく、様子を見に行くと出入りしたような形跡はあれども居住している雰囲気はない。そういえば逃亡生活開始直前に旦那さまとお義兄さまが二人して「この家は呪われている」とファジーに大騒ぎしていたから、やはり暮らせる環境ではなくて放置されているのかもしれませんね。呪われているって、確かにあの家は紛れもないモンスターハウス(欠陥住宅)でしたがちょっと大袈裟。基本的に何事も科学的合理的に解釈したがる私としては、結局あれからリフォームは一切しなかったんだなと少々呆れてました。


そんなわけで旦那さまとは一切接触できませんでしたが、一方でテトリス王子ともやはり接触できずじまいでした。旦那さまのほうは、せめて電話くらい出て言葉を交わして欲しかったのに。どさくさで離婚成立して離れ離れになって数ヶ月経過して、別に他に特別なパートナーができたとかだったら遠慮なく報告してくれればいいのに、対話拒否では状況が何もわからない。つくづく人間の男の秘密主義は手に負えないなあと思います。別に男に限らないかもしれないけど、秘密主義は本当に勘弁していただきたいものですね。後で絶対揉め事にしか進展しないのだから。


https://youtu.be/GB-QjxQrJOE 


あまり、というか世間一般的にはこんな話はしないでおくべきなのですが、今日の日中は私はストーカー行為をしておりました。別に誰かの後をつけ回していたとかではなくて、テトリス王子の実家の近くをうろうろし続けてました。たぶん誰にも気づかれなかったみたいですが。

勤務先の電話番号の下4桁を5年勤めてもまったく覚えられないという不思議な記憶力の持ち主な私ですが、彼の実家の住所や電話番号や家族の名前だけはいつまでもばっちり覚えておりました。たぶん昔、交際開始直後に継母が怒鳴り込みに単身乗り込んでいったという大事故があったので、これ以上迷惑はかけられないという信念からメモ帳や住所録などには頼らずに脳裏のほうにしっかり焼きつけてしまったのですね(ある意味奇跡的)。

記憶の番地を頼りに数ヶ月前にも彼の実家をきちんと探し当てましたが、実際のところは誰が住んでいるのかわからないからチャイムも押せずじまい。だって、一人息子でもない人が何十年経っても実家にいるとは通常考えにくいし、肝心の表札も出ていないし。そもそも私と出逢う以前は転勤族一家だったそうだから転居の可能性も充分にありましたが、少なくとも9年前まではお父さまの名義で電話番号が登録されていたようなので、長いこと持ち家だったのは確からしい(でも現在まだ住んでいる保証はない)。電話も思い切って

かけてみましたが、2回目は繋がりましたが当惑して数秒間何も話せず短い無言電話になってしまいました。電話に出た相手が誰なのかもわかりませんでしたけどね。

それで家の近くをメインに相当うろうろしてましたが、やはり私の気配がないからか誰にも不審がられることもありませんでした。つくづく、こんなことならば昔別離した直後からストーカーしておけばよかったかと思ったくらいでした。ストーカーしてもしても誰にも気づかれないのだから(いいのかそれで)。もちろん、私は実際にはストーカー行為は一切しませんでしたよ。彼が大切だったから。恋焦がれる相手にしつこくつきまとったり嫌がらせをしたりして何が楽しいのか私には理解不能です。相手が困ったり苦しんだりする顔なんて見たくない。どうせなら笑顔を見ていたい。継母にもさんざんからかわれましたが、「あの人は今頃他の誰かと結婚して幸福になっているだろうね」なんて傷つく言葉を浴びせられても、いやむしろ他の誰かと幸福になってくれていればいいと本気で思っていました。この継母がいる限り私はまともな結婚はできないだろうなと覚悟していたから。そして自分が先にくたばるだろうと予想していたのに、大どんでん返しで11年前に自分のほうが生き残った。なんで今頃なんだと正直頭を抱えました。今更どうやって、どこにいるかもわからない彼を探したらいいのかと途方に暮れました。

世間一般的にはストーカー行為は決してしてはいけないことだけれど、私はむしろすれば良かったです。別に不幸の手紙を送りつけたり中傷ビラを巻いたり大騒ぎしたり中に踏み込んだり脅したり襲ったりする意図はまったくなかったのだから。ただただ近くから見守りたかっただけ。でも挙動不審だとすぐに通報されますけどね。挙動不審ではないどころか態度がいちいち大きすぎる(座右の銘が「威風堂々」なもので)から全然怪しまれないし気づかれない(気配がないからね)。彼から嫌われているという思い込みと継母の悪意から守りたいという一心さえなければ、私はいつでも様子を見に行けたのに怖くて行けませんでした。


彼の実家の近くをうろうろしている間に野良猫たちが数匹近寄ってきて、しばらく程よい距離感で戯れていたりもしましたが、本当に連中よりも人間のほうがよっぽど扱いが難しくて手こずりますね。

他にも彼が昔アルバイトしていた場所も数回巡回しましたし、逆に私が大学時代のアルバイト先の都合で同じ施設内にお手伝いに行ったときに隣の書店フロアに佇んでいた彼に気づいてどぎまぎしていた場所にも行きましたけどね。でも結局空振り。だって彼が今どこにいるのか全然わからないのだから。実家にまだいるかもしれないし、まったく別の場所に居を構えているかもしれないし、有名人だったらば世界各地に棲家があっても全然おかしくない。こういう考え方をするのは私が曲がりなりにも女だからでしょうか。家を出る、実家とは縁を切るという感覚は男にはあまりないということでしょうか。

とりあえず、私にはもう戻ったり甘えたりする場所はない(甘えたことはないけど)。実家の戸籍からはもう完全に抜けているのだし、今更戻れるわけがない(だいたい、あんな居心地の悪い家にはいたくない。ある意味あれも呪われている欠陥住宅だし)。私は逃げ足は早い(早すぎる)けれども別に逃げも隠れもしていないから、早く亡霊から人間に昇格させていただきたいです。もう精魂疲れ果てているので何卒よろしくお願い申し上げます。



それではまた。


あどりあなさんのmy Pick