2016年度版:アドマン式「新入社員、7つの心得」 | アドマン3.0=人事になりました。

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サイバーエージェントで新卒採用責任者をしています。


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昨日、僕が初めて採用をした新卒たちの全体研修が終了し、そのうち総合職86名を送り出しました=配属を発表しました。昨年も本当に真剣に検討しましたが、今年は役員のみなさまも巻き込ませていただき、より個人的納得度・組織的納得度の高い、最適解かつ最善解としての配属発表ができたのではないかと思います。


あまりに感慨深すぎて、予定していなかった熱烈なスピーチをしてしまいました笑。公私共にどん底の1年前に人事に配属され、人としての再起を図ったこの1年半。半年前の内定式の時に見たみんなの表情にどれだけ救われたかわかりません。間違ってなかったな、と。そして今回の研修。本当に優秀な奴らが、一緒に働きたいと思えるやつが入社してくれました。そしてそいつらを送り出すわけです。感無量、これが親心か。

ということで、そんなかわいい新卒たちに活躍してもらうためにも、長いこと更新していなかった「アドマン式『新入社員心得』」を久しぶりに更新したいと思っております(新卒たちにはプレゼン済)。社会人、サイバーエージェント人10年が経ちましたが、その中で初速が素晴らしかった人に共通する項目を書いていきます。


1. 育てられようと思うな。自分で育て。

これは前回Ver.の引き続き。僕ら人事は最高の育成環境を用意すべく尽力していますが、本人たちは「育てられよう」などと思わないこと。勝手に育ってください。すべては自走力、自責にかかっており、自分の成長に最も責任を持つのは自分自身です。

あまりにも当たり前すぎて、なかなか気づけないので、同期の活躍を見て「あいつはいいよな」と思ってしまったら、この罠にハマってしまっていると思ってください。


2. 脱ルックアットミー。

就職活動中は、いかに自分をみてもらうか、を意識して活動してきたと思います。就職活動は完全なる個人戦。主語をI=私にし、目的語もI=私にして頑張ってきた(そういう人はけっこう落ちると思うんだけど)。

しかしこれからは個人ではなく、チームの力で成果を出していくことになります。「私を見て」ではなく、主語をIからWeに変えていく。昨日社長賞を受賞した親愛なる同期・小池英二はまさにこのWeの天才だと思ってます。


ちなみにこの「ルックアットミー」現象は「キャリア志向」の強い人間にありがちです。キャリア志向が強すぎる人は、自分に意識が行き過ぎるあまり、目の前の仕事に対するプロ意識が足りなくて仕事が結局できない、ということが往々にしてありえます。僕も陥りがちなので、ぜひみなさんもご注意を。


3. ベクトルをあわせる。

これもニュアンスが伝わりづらいのですが、会社の方向性、上司の哲学などにきちんと自分をすり合わせていくこと。完全同調する必要は必ずしもありませんが、少なくても同じ方向を向くこと。

僕は若い時、これが本当に苦手で、「この会社は何もわかってねーな」と思うことがしばしばありました。ホントは俺が何もわかってなかったんだけど。そう、わかってないんですよね、ベクトルあってない人って

その意味で大切なのは、


4. 全社理解。

これ、です。理解の深さと愛情の深さは割と比例します。理解する対象が負でない限り、知れば知るほど好きになりますし、好きになればなるほど知りたくなります。これは人も組織も同じです。

たいてい、会社に対して不満を言っている人は会社のことを理解していません。会社の売上も知らないし、どんなプロジェクトが走ってるかもしれない。決算資料くらいくまなく見ろ。

理解していないから、会社が向かっている方向に自分をすり合わせられない、すり合っていないから正当な評価を得られない、そしてより不満を抱え孤立していく・・・少し優秀っぽく見える人にありがちな症状なので、ぜひ全社理解に努めてください。


5. かわいがられろ、頼りまくれ。

こんなことをみんなの前で偉そうに話した数時間後に、常務の豪さんより「お前は相変わらず可愛げがないな!」と言われた(=かわいがっていただいた)ので、なんとも書きづらいのですが、可愛がられに行きましょう。頼りにしましょう。

これは頼りにされて、嫌な気がする人はいません。頼れば頼るほど、お前は俺チルドレンだからな、と勝手に愛情を注いでくれます。可愛がられればいろいろなことを教えてくれるし、チャンスも回ってくる。

別におべっかを使え、というわけではない。ゴマをすれ、というわけでもない。むしろ逆効果。きちんとリスペクトし、先輩や上司に興味を持ち、自主的に頼っていく。これだけでだいぶ違ってくると思います。自戒の念を込めて。


6. 野望✕コツコツ。

どんな仕事でも、日々の仕事は割りと地味だったりします。コツコツコツコツ、仕事と実績を積み上げていく。モチベーションの高い人は、「こういうことも大事だ」と思って、毎日一心不乱にコツコツがんばる。泥臭く。

これはとってもいいことだし、サイバーで採用している人間はこういったひたむきなことがデキる人が多いわけですけど、そうしたことばかりしていると、いつの間にか目線が下がってきます。

ピラミッドの奴隷の話、って有名な奴がありますよね。ピラミッド建設に携わるある奴隷Aに「あなたは何をしているの?」って聞くと、「毎日石を積み上げてるんだ」と言う。一方で奴隷Bに同じように質問をすると「歴史に名を残す偉業をなしているんだ」という。この違い。

PCの画面に噛り付きすぎて、絶好球がとんできているのに見過ごしてしまう。新規事業やりたくて、21世紀を代表する会社を作りたくてこの会社に入っているのに、入社して3年一度も事業提案をしたことがない、経営層と議論したことがない。そんなふうになってほしくありません。

間違っててもいいし、途中で変わってもいいから野望を、哲学を持っておきましょう。それはたまに顔をルックアップさせてくれる、よいお薬になります。


7. 社内8割、社外2割。

これは社長のブログからのパクリ、なんですが。社長は「社内6割、社外4割」と書いておりますが、新入社員時代は、8割くらい社内で良いと思ってます。

意識の高い人ほど、人脈を!社外ネットワークを!と思ってしまうのですが、まだ自分になんの実績もない状態で外に出て行ったところで、大したネットワークはできません。というか「人脈」とか言っちゃってる時点で割りとやばい。

まずは社内に眠っている財宝を掘り起こしましょう。ある程度大きな会社であれば、それを把握するだけでも大変ですし、社内のキーパーソンと仲良くなるだけでもかなりの強さがあります。僕自身も、例えばリクルートの人と合う場合、リクルート社内に精通している人と、そうでない人とどちらと会いたいか、と言われれば間違いなく前者です。

つまりデキる人、を構成する重要なファクターとして、今属している組織に精通していること、は間違いなく大切。



以上、7つの心構えを書いておきました。あまりにも当たり前のことすぎる感じが書いていてしてきたけど、アタリマエのことをできるのがまずは大切。

この僕の1年半に及ぶ、「新卒採用」という新しいプロジェクトの集大成として、16入社のみんには歴史上名を残すような活躍をしてもらいたい。死ぬほど期待しているので、死ぬ気でがんばってください!!












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