最終日。
翌日には飛行機で日本へ帰国です。
息子は朝早くから、学校へ行きました。
私はグラム単位の荷造りに必死です。
予定変更ばかりで、計画的に帰国準備が出来なかったので大慌てです。
夕方、学校へ行くと、息子の最後の作品が仕上がっていました。
学校が終わってからも教授にスタジオ使用許可をもらい、ダメ出しされながらデザインを考え、粘りに粘った作品です。
もう少しだけ、早く仕上げて欲しかったと言うと、
「誰の用事で振り回されたんでしたっけ？」
すみません、さすがの息子でも筋肉痛がとれないくらい、次々、力仕事ばかりさせました。
言葉も文化もわからない、そんな所から始めて、コミュニケーションの取り方も四苦八苦しながら、こうして１人で納得の行く作品を仕上げた息子。
携帯で作品の写真を教授に送信。
「good !」
返信いただきました。
いつも行ってたBAR(食堂)の日替わり。
最後の日はピンクスープでしめました。
季節が一巡りしたんだなと、食べながら実感。
息子とケンカして悪態ついた後、密かに懺悔しにきた教会。
美しすぎて、来る度に懺悔を忘れて、ただ、座っていた空間。
あの路地もこの路地も、もう、うろうろできない。
息子が学校行ってる間に、友人とビール工場にもちゃっかり行きました。
忘れてなかったです！
偶然、見かけた煙突掃除やさん。
彼らに出会うと幸運が授かれると言います。
ラッキー。
親子で留学なんて、こうして帰国する今になっても、夢なんじゃないかと思います。
でも、私たちはポーランドでしっかり笑って泣いてケンカして、そしてお互い頑張りました。
成長期の息子は、姿も変わりました。
14歳で作ったパスポートの写真と１年前のビザの写真も、顔つきがまるで違うので、出国審査がちょっと心配。
この街が、本当に大好きでした。
ありがとうございました。
またね！
Bardzo bardzo dziękuję!!!
Do zobaczenia!