新緑の茶畑がまぶしい季節になった。

一方、ちゃいろの色鉛筆は写真のように茶色だが、お茶は茶色ではなくて緑の色をしている。

これはお茶が中国から伝わったものであり、漢字も中国から伝わったからだ。

 

中国のお茶はウーロン茶のように茶色をしており、日本に伝わった時代の茶はちゃいろだった。茶という漢字を日本でも使ったから、茶色は色鉛筆のちゃいろのような色になった。

 

その後、日本では茶葉を挽いた抹茶が生まれ、さらに煎茶が生まれて広まったので、お茶の色はちゃいろではなくて緑色になった。

 

この矛盾を避けるため、茶色という代わりに土色と言ったらどうかと思った。今更もう遅いが。