古くて重い洋服 | Adept・Mentor 島津成晃の独り言

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島津相談室代表
正伝流空手道中村道場相談役

 私は、最近はプライベートではカジュアルで軽い服装をしていますし、道場の審査会の時位しかスーツ等も着ません。
20代の頃迄は逆にカジュアルな服装が苦手で、何かあるといつもスーツにネクタイでしたが。
亡くなった父から、何かある時、家からすぐにそのまま出かけられる様な服装をいつもしていなさいと躾けられたと云うより、そう言われ続けて育ちました。
父自身もそれを亡くなるまで貫いていましたね。
今の私のカジュアルな姿を見たら嘆くと思います。
また、仕事ではユニフォームの様に決めている三宅一生モデルのドレスシャツ、寒い時はそれにいつからかカンフー着を着る様になりました。

 昨年のパーティでスーツを着たら、私のスーツ姿を初めて見たと言う人もいたりして(苦笑)
参拝旅行で正式参拝する時は、一応、ジャケットを着ているのですが、印象に残っていないのでしょうね。
ま、スーツではなくジャケットですが。

来月にある結婚式に招待されていて、披露宴だけなら兎も角、式そのものにも出て欲しいと御招待を受けたので、物凄く久し振りにモーニングを出しました。
私のスーツは殆どは父の形見です。
モーニングもタキシードもありますが、これらも父の形見。
私のタキシードもありますが、着る機会がなく殆ど着ていません。
父の形見の礼服も滅多に着る機会はありませんが、今回は着させて貰おうと思って出しました。
父の洋服は何しろ重い。
今風の軽いものではなく、どれもこれも凄く重いです。
生地は最高に良くて、全てオーダーですから、当時でも何十万もしたと思いますが。
殆どが、40年50年と経った年代物です。
でも、それが私の好みに合うので、新しくスーツを買おうと云う気になりません。
筋肉が成長して前が止まらなくなったダークスーツは仕方なく買いましたが。
派手好きだった父、私もそれを受け継いでいます。
審査会等には絶対に着て行けない派手さがあるので、中々着る機会はありませんが。
ま、機会があれば、お見せする事もあるかもしれません。
ネクタイも私は派手なのが好きなので、大人しい柄は数本しかありません。
でも、重いスーツを着ると、まるで戦闘服の様に気が引き締まりますね。
男たるもの、たまにはビシッとするのも良いのかもしれませんね。

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