『時々、私は考える』・シネコン・ウォーズ2024-9 | アディクトリポート

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『時々、私は考える』

 2024/9/5 キネマ旬報シアター スクリーン2 E-8

 

7月26日から公開されていたが、

4年前に『ようこそ映画音響の世界へ』

2020/10/27 新宿シネマカリテ C-4

を観た新宿シネマカリテ(『時々、私は考える』は現在も上映中!)での観賞はかなわず、

自宅からの最寄りは千葉県柏市の、

キネマ旬報シアターだったため、

8月24日からの公開を待って、

入場特典のクリファイルの配布は終了していました。

わざわざチャリで残暑の中を小一時間もかけて観に行ったのである。

 

なにしろ、話題作の『フォールガイ』(8月16日公開)も、

2024/08/23

 

何やら大ヒットしてるそうな『ラストマイル』(8月23日公開)も

2024/08/30

未見なくせに、

なんだって、こんな小規模公開の作品なんぞをあえて選んだのか?

 

動機の第一弾はこの動画。

2024/06/09

 

デイジー・リドリーか。

久しく出演作を見てないなあ。

 

そしたらこの番組で、

2024/08/09

 

評価対象の候補にデイジー・リドリー主演作が挙げられており、

「ああ、にっしー動画で挙げられてたタイトル(『ヤング・ウーマン・アンド・シー』 )って、

これ(『時々、私は考える』)のことかあ」

とすっかり勘違いし、鑑賞に至ったわけ。

 

改めて確認したら、

『ヤングウーマン』はディズニー+に加入してりゃあ、

ネット配信で観られるじゃんか!

 

2024年7月19日(金)からDisney+(ディズニープラス)で独占配信開始!

2024/07/12

 

そのうち見てレポートします。

 

でもって勘違い鑑賞した『時々、私は考える』ですが、

なかなかどうして、よかったですよ!

 

2024/05/23

 

「小品」と呼ぶにふさわしい映画で、

気張らず、欲張って無駄金をかけたりせず、

ひたすらに淡々と、

日常にありがちなあれこれを綴っていく。

 

退屈に陥りそうな展開を救うのは、

主演のデイジー・リドリーの独特な存在感。

 

まさに古き良き名画座(キネマ旬報シアター)での上映にふさわしい映画でした。

 

珍しくスタンダード比率(横4:縦3)の画角で、

IMAX純正比率(グランドシネマサンシャイン池袋上映に限る)の『バズ・ライトイヤー』(2022)や

『オッペンハイマー』(2023・日本公開2024)

でなければ、近年さっぱり見かけない、

昭和のテレビの画面比率。
はな

 

もちろん、『時々、私は考える』は、

決してIMAXの超大型画面で鑑賞するような映画ではなく、

キネ旬シアターにふさわしいこじんまり映画でしたけど。

2023/11/06

 

シネコン・ウォーズ2024-9

 

このたび、ようやく初めて、キネマ旬報シアターを訪れたわけだが、

ここで過去記事(シネコン・ウォーズ2023)をおさらい、以下再掲(青太字表示)。

 

キネマ旬報シアター

2022年末に、ふと思い立ち、実に久しぶりに千葉県柏駅を訪れた。

まずは東口から探索したが、

『紅の豚』(1992)を観た映画館はとうの昔に閉館。

 

柏シネマサンシャイン(千葉県柏市)

nashi

2スクリーン、420席、1993年12月5日開館、2008年1月18日閉館

 

柏駅東口より徒歩4分。入居するビルの賃貸契約満了と共に閉館。2009年2月、同館跡地にライブハウス「柏パルーザ」がオープンした。

 

柏駅に映画館なんてないんだろうなと昔の常識のまま、

西口を散策してみようかなと、

柏高島屋ステーションモールを横切ると、

キネマ旬報シアターなるものを発見!

2020/09/19

 

いつの間にこんなものが!

(キネマ旬報社は)、出版事業だけではなく映像事業の展開も開始し、2013年2月に千葉県柏市にある柏髙島屋ステーションモール内にあった映画館「柏ステーションシアター」をリニューアルする形で、映画館「TKPシアター柏 supported by KINEJUN」をオープン(2014年6月に「キネマ旬報シアター」に改称)。キネマ旬報社社員によるこだわりの作品を編成している。

 

ーーとのことで、前身の柏ステーションシアターについて調べたところ、

柏ステーションシアター1・2・3/キネマ旬報シアター1・2・3

所在地 : 千葉県柏市末広町1-1(1995年・2000年・2005年・2010年)、千葉県柏市末広町1-1 柏高島屋ステーションモールS館隣(2015年・2020年)
開館年 : 1992年4月23日(ステーション)、2013年2月(キネマ旬報)
閉館年 : 2012年3月(ステーション)、営業中(キネマ旬報)
1990年の映画館名簿には掲載されていない。1992年柏ステーションシアター開館。1995年・2000年・2005年・2010年の映画館名簿では「柏ステーションシアター1・2・3」(3館)。2012年3月柏ステーションシアター閉館。2013年2月TKPシアター柏 supported by KINEJUN開館。2014年6月キネマ旬報シアター改称。2015年・2020年の映画館名簿では「キネマ旬報シアター1・2・3」(3館)。

1992年4月23日、柏市の柏高島屋ステーションモールに映画館「柏ステーション シアター1・2・3」が開館する。赤色の座席のシアター1が230席、紫色の座席のシアター2が200席、緑色の座席のシアター3が200席。最新の音響設備であるドルビーSRを導入している。オープニング番組は『フリージャック』、『ツイン・ドラゴン』、『奇跡の山』であり、4月23日には『奇跡の山』の主演女優である中江有里によるテープカットが行われる。現在の日本で複数の映画館を有する施設は珍しいが、4年前には船橋市のららぽーとに6館を有する映画館が誕生している。

1992年4月23日、柏市末広町1-1の柏高島屋ステーションモールに「柏ステーションシアター1・2・3」が開館した。東武柏駅ビル1階。1が230席、2が200席、3が200席。経営は万和産業と東宝。

2013年2月、柏市の柏駅前にキネマ旬報社が運営する「TKPシアター柏」(仮称)が開館する。2012年3月に閉館した「柏ステーションシアター」跡地を衣替えする。貸会議室大手のティーケーピーが東武鉄道から柏ステーションシアターを借り、キネマ旬報社が3スクリーンの映画館を運営する。柏市周辺にはつくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅前や流山おおたかの森駅前にシネコンがある。かつて柏駅周辺には「柏松竹」など3館の映画館があった。

2013年3月、柏市に「TKPシアター柏 supported by KINEJUN」(仮称)が開館する。貸会議室大手のティーケーピーが「柏ステーションシアター」を東武鉄道から貸借し、映画雑誌会社のキネマ旬報社が運営する。2012年1月にサービスを開始した映画ライフログサイト「KINENOTE」で得たデータをマーケティングに活用する方針である。

 

とのことで、ここまでの情報をまとめると、

1992年4月23日 柏ステーションシアター1・2・3開館

2011年9月15日 柏ステーションシアター1・2・3休館

2012年3月 柏ステーションシアター1・2・3閉館

2013年2月 TKPシアター柏 supported by KINEJUN開館

2014年6月「キネマ旬報シアター」に改称

 

私は柏ステーションシアターの存在すら全く知らず、

2008年1月18日の柏シネマサンシャイン閉館以来、

近年の柏には映画館がないと勝手に決め込んでいたが、

ステーションシネマのオープンは1992年4月23日と、

サンシャインオープンの1993年12月5日より1年以上早かったことを、30年が経過してようやく知るのであった。

 

というわけでそれから2年。

 

やっと念願のキネ旬シアターも訪問できたし、

ありがとう、デイジー・リドリー!