宇宙戦艦ヤマト2202をつくる(9) 2019年 4/3 号 [雑誌]
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アシェット・コレクションズ・ジャパン (2019-03-27)
2012年からリメイクする際も、
当然第4弾か、さらにその先まで続けるつもりだった、
プロデューサーの西崎彰司
+「ヤマトビジネスよもう一度」の人たちだったが、
そのつもりで起用した出淵裕が、
まるで、
『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006)で、
ブレット・ラトナー監督が勝手に店じまいしたエックスメンを、
映画シリーズ創始者のブライアン・シンガー以下が、
ほぼ10年、
『ファースト・ジェネレーション』(2011)
と前後編2作、その前にウルヴァリン個人作2本、
『ウルヴァリン: SAMURAI』(2013)の、
通算4作を要したのと同様のことを、
できるだけ短期間でやるようにと、
作家/脚本家の福井晴敏に無理難題が頼み込まれ、
彼はあくまでもその線に従ったまでのこと。
だから、そこ(続編のための生還かよ!)を指摘されても、
「いや、それが脚本/シリーズ構成起用の条件だったんで」
と、開き直っていたようだ。
しかして主役の古代進と森雪、ヤマトは生き延びさせる
となると、
25話までは『さらば』を踏襲して二人とヤマトにまさしく「さらば!」
26話で「ヤマト2」の筋立てを引き継ぐのは基本方針だが、
ゲームの再挑戦のように、
何度でもやり直しできる、
そんな無理難題を可能にしてくれるのが時間断層で、
このトンデモ発明=23世紀の錬金術は、
- コスモリバースの別効果/副作用
- 地球艦隊の無限増殖
- 死者や沈没艦の甦生復活
——ばば抜きのジョーカーのような切り札として「なんでもできる」ために乱用しがちなので、
最終回をもって無効化、
という強引すぎる筋立て。
ファンには総スカンを食らい、
このスタッフでの続編はカンベンの声が殺到。
しかし…。
星野悲鳴
続編
本日付のYahoo!トピックスで、続編の制作が決定したみたいですねぇ。
(以下転載)
宇宙戦艦ヤマト:「2202」続編の制作決定
人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の続編が制作されることが分かった。28日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催された「2202」の最終7章「新星篇」の舞台あいさつで発表された。スクリーンに「続編製作決定!!」と映し出されるとファンから大歓声が上がり、涙を流すファンも見られた。
「宇宙戦艦ヤマト」は1974年にテレビアニメ第1作が放送。「宇宙戦艦ヤマト2」「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」なども制作されてきた。第1作をリメークした「宇宙戦艦ヤマト2199」が2012~14年に劇場上映、テレビ放送された。
「2202」は「2199」の続編で、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」がモチーフ。第1章「嚆矢篇」が2017年2月に公開され、今年3月1日に公開された第7章「新星篇」で完結した。「蒼穹のファフナー」の羽原信義さんが監督を務め、「亡国のイージス」「機動戦士ガンダムUC」の福井晴敏さんがシリーズ構成と脚本を手がけたことも話題になった。
(転載終わり)
『ファンから大歓声が上がり、涙を流すファンも見られた』
とありますが、私だったら『これ以上の改悪はやめてくれぇ』
とむせび泣いたかもしれませんわ。
とありますが、私だったら『これ以上の改悪はやめてくれぇ』
とむせび泣いたかもしれませんわ。
監督の羽原信義氏は
↓右は通訳のリナ・リー氏