『光をくれた人』(2016) | アディクトリポート

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The Light Between Oceans

2017/5/27 TOHOシネマズ日本橋 スクリーン4 C列8番

 

この映画については全く知らず、

「原宿アベニュー」5/26放送回の、

映画コーナーで紹介され、

強い興味をもって、

早速土曜日に観た次第。

 

映画自体は素晴らしいの一言で、

特に不満はないというか、

これにケチをつけるのはどうかしてるよ。

 

すっかり没入し、

中盤で疲れてアクビが1回出てしまったが、

退屈したわけではない。

 

 

ただし、

地味な作品だからと、

日本の宣伝部で勝手につけた惹句、

「ラスト10分、涙が止まらない」

っていうのは、

ちょっと違う気がした。

 

時代色の再現、

僻地の過酷な環境をロケで描ききる。

マイケル・ファスベンダー

『ジェイソン・ボーン』(2016)で初めて見た、

7774

アリシア・ヴィキャンデル、

 

レイチェル・ワイズと、

当時にふさわしい、

古いタイプの顔つきの役者が揃い、

全員が芸達者で適役、ハマリ役。

セリフなしの表情や仕草での演技も抜かりなし。

そして誰もが同じ状況に置かれたら、

そうしてしまうのも仕方ないと思わされる、

「究極の選択」続きの展開で、

それでも更なる選択を迫られた際の、

それぞれの決断がまた胸を打つ。

 

ネタバレしないように書くと、

これぐらい漠然としてしまうが、

ラストの結末は、

同じではないものの、

2006年のイタリア映画、

『題名のない子守唄』に通じる感覚があった。

(La sconosciuta、英: The Unknown Woman

 

 

 

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(※後日レビューを書きます)

本来は、あまり気が乗らない、

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』を観るつもりだった。

しかし、IMAX版の上映にこちらの都合がつかず、

『光をくれた人』

『メッセージ』の2本でやめておいたが、

この選択は大正解だったと思う。

 

ガーディアンズ』には、

とにかく1作目で、いたく失望

sasa

2作目も世評は高いが、

そもそも1作目の肯定の上に、

積み重ねられた高評価。

 

絶賛組の評価を覗いても、まるで心が動かない。

 

そういえば、1作目の時も、

同じ日に観た、

『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014)の方が、

 

souiu

よほどこの時代に観ておくべき、価値ある映画だと心に響いたよ。

 

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それやこれやで、

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』は、

あくまでも、自分に向けた映画ではないと心得たうえで、

キケンなニオイのする映画」認定です。