The Light Between Oceans
2017/5/27 TOHOシネマズ日本橋 スクリーン4 C列8番
この映画については全く知らず、
映画コーナーで紹介され、
強い興味をもって、
早速土曜日に観た次第。
映画自体は素晴らしいの一言で、
特に不満はないというか、
これにケチをつけるのはどうかしてるよ。
すっかり没入し、
中盤で疲れてアクビが1回出てしまったが、
退屈したわけではない。
ただし、
地味な作品だからと、
日本の宣伝部で勝手につけた惹句、
「ラスト10分、涙が止まらない」
っていうのは、
ちょっと違う気がした。
時代色の再現、
僻地の過酷な環境をロケで描ききる。
『ジェイソン・ボーン』(2016)で初めて見た、
アリシア・ヴィキャンデル、
レイチェル・ワイズと、
当時にふさわしい、
古いタイプの顔つきの役者が揃い、
全員が芸達者で適役、ハマリ役。
セリフなしの表情や仕草での演技も抜かりなし。
そして誰もが同じ状況に置かれたら、
そうしてしまうのも仕方ないと思わされる、
「究極の選択」続きの展開で、
それでも更なる選択を迫られた際の、
それぞれの決断がまた胸を打つ。
ネタバレしないように書くと、
これぐらい漠然としてしまうが、
ラストの結末は、
同じではないものの、
2006年のイタリア映画、
『題名のない子守唄』に通じる感覚があった。
(La sconosciuta、英: The Unknown Woman)
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(※後日レビューを書きます)
本来は、あまり気が乗らない、
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』を観るつもりだった。
しかし、IMAX版の上映にこちらの都合がつかず、
『光をくれた人』
『メッセージ』の2本でやめておいたが、
この選択は大正解だったと思う。
『ガーディアンズ』には、
とにかく1作目で、いたく失望、
2作目も世評は高いが、
そもそも1作目の肯定の上に、
積み重ねられた高評価。
絶賛組の評価を覗いても、まるで心が動かない。
そういえば、1作目の時も、
同じ日に観た、
よほどこの時代に観ておくべき、価値ある映画だと心に響いたよ。
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それやこれやで、
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』は、
あくまでも、自分に向けた映画ではないと心得たうえで、
「キケンなニオイのする映画」認定です。