本ブログの読者の皆さんは、覚えておられるだろうか。
いや、完全に忘れ去っているに違いない。
前に
ウルトラつま先クロニクル
と題した記事があったことを。
2016年04月25日
そこでは、
悪のウルトラマンの第1号、
にせウルトラマンのつま先が、
尖って反り上がっているのに注目し、
その他の悪のウルトラマンの足先を、
調査途中で終わってしまった。
その後色々あって、全ウルトラマンの全身像が揃ったので、
続きをやってみる。
にせウルトラマン 1966/11/13
↑フィギュア商品だが、きわめて実物に忠実な立体復元像。
↑『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』 2009/2/7
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』 2009/12/12
に連投したスーツ。
姿は初代のにせウルトラマンと同一だが、目の部分(覗き穴)が明確になっている。
——の次は、30年以上も間が空いて、
ウルトラマンシャドー 1997/4/12
その後は、間隔がうんと狭まり、
たった1年後の、
ニセウルトラマンダイナ 1998/4/11
フラッシュタイプ
ミラクルタイプ
さらに1年後の、
ミーモス 1999/3/13
↑ミーモスの前身の、ニセ・ウルトラマンガイアの外見は本物のV1と同一で、つま先は尖っていない。
——と、続々と登場するようになり、
次は3年後の
カオスウルトラマン 2002/3/30
カオスウルトラマンカラミティ 2002/8/17
次が2年後の
ダークファウスト 2004/11/13
ファウストのつま先の独特の反り具合は、ピエロ(道化師)に由来する。
だから後続のメフィストのつま先は尖っていない。
ニセウルトラマンメビウス 2006/9/16
ザラブ星人の擬態で一段落。
その後は6年以上も経ってから、
カイザーダークネス 2013/1/30
が登場したが☆
カイザーダークネスの鎧は、
アーマードダークネスを引き継いだもの。
どちらも「ウルトラマン オールスタークロニクル」(2013)用のCG像でしか、全身を拝めない。
☆アーマードダークネスの鎧を引き継いだだけで、
「悪のウルトラマンだから、つま先が尖っている」
というわけではない。
かくして、
つま先の反り上がった悪のウルトラマンは、
2006年9月を最後に、
10年以上、実質上途絶えている。
さすがに制作側も気がついたのではないか。
先が尖って反り上がったつま先は、
悪のウルトラマンの象徴ではなく、
にせウルトラマンが姿をまねた、
初代ウルトラマンBタイプの足の形だったと言うことに。
ウルトラマン・アート!
時代と創造-ウルトラマン&ウルトラセブン
に展示された、初代マン中期(Bタイプ)の足。
一応、この尖ったつま先はBタイプだけで、
Aタイプや、
Cタイプは、平たい足先になってはいるが、
BからCへの交代期に、
一時期、Cも履いていた。
結局、シャドーの時に、
「最近の若者は知らんだろうが、
ニセモノのウルトラマンは、足先がこうなってるもんなんだよ」
「さすが、よくご存知ですね」
というヨイショな馴れ合いが生じた余波が、
●ニセダイナ
●カオス2態
●ニセメビウス
まで引きずられたわけ。
さて、初代マンBタイプの足先はしかし、
なんだって、Aタイプの、
地下足袋(じかたび)改造の、
平たい足から変更されたのか。
——と、ここまで書いた時点で、
アメブロに不具合発生。
2016年より前の画像フォルダにアクセスできなくなったので、
この続きは、また後日。
足変更の理由が読めている人も、
それまではヒミツだよ!